カーナビ・カーオーディオ/カーナビの選び方/使い方

カーナビの選び方1 純正ナビと市販ナビ

自分にぴったりのカーナビを選ぶなら、まずクルマ購入に際して純正ナビにするか、ナビレスでクルマを購入後に市販ナビを導入するかが最初の悩みどころだ。後々、カーナビに不満を感じないためにも、まずは純正ナビと市販ナビ、それぞれの優位点と弱点を考えてみよう。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

 カーナビを手に入れる時は、クルマの購入と同時期が多いだろうから、カーナビ選びにおいて最初の悩みどころは、純正ナビにするか、市販ナビにするかということだろう。そこで、純正ナビ、市販ナビ、それぞれのメリットとデメリットを考えていきたい。

純正ナビを選ぶメリットは?

純正ナビの場合、メーカー、車種、グレードによって異なるので一概にはいえない部分もあるが、インテリアに馴染んでいるという部分が最大の魅力だと思う。市販ナビの場合、組み合わせによっては、カーナビが取って付けたように見えたりすることもあるが、純正ナビならインパネのデザインにカーナビも組み込まれているから(ディーラーオプションナビは別)違和感はないし、インパネおよびセンターコンソールなどの運転席周辺に専用の操作ボタンやコマンダーを設けるなど、操作性もよく考えられているケースが多い。簡単にいえば、見た目の良さ、使いやすさが純正ナビのメリットだと思う。
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日産リーフの純正ナビ。通信機能「カーウイングス」が使える。また現在地やメニューなどのナビ操作ボタンが2DINの枠の外にあって操作性がいい。


また、一部のカーナビの場合、市販ナビにはないサービスを提供しているものもある。たとえばトヨタのG-BOOKやニッサンのカーウイングス、ホンダのインターナビといった通信対応のカーナビだが、これらはオペレーターを介して食事のお店の情報を受け取ったり、渋滞を回避するルートを探索できたり。市販ナビでも一部に通信機能を持つモデルはあるが、オペレーターサービスだったり、センターサーバーを活用した渋滞回避ルート探索といったあたりは、さすがにカーメーカーならではの機能だ。これらの機能を活用したいなら、通信機能を持つ純正ナビを選ぶのがいいだろう。

他にも、純正ナビなら当然ながら納車時にカーナビが組み込まれているため、市販ナビのように後からショップに持ち込んで改めて取付けを行うような手間と時間が不要だったり、代金がクルマのローンに組み込まれるため、支払いもラクだったりする。このあたりも、ひとつのメリットといえるだろう。

純正ナビの弱点…。それは

デメリットとしては、純正カーナビが気に入らなかったとしても、交換しづらいという点が挙げられる。とくに輸入車の場合は、純正システムを外すのが難しいケースもあり、純正ナビに不満を持ちながらもそのまま使っていたり、新たにオンダッシュのナビを追加する人も多いという話を聞く。クルマを手に入れる場合は、クルマそのものをチェックするだけではなく、純正カーナビもしっかりとチェックしておきたい。

また、当初は不満が無くても、後々、不満が出てくるケースもあるだろう。カーナビは年々進化しているので、クルマが古くなるにつれ、カーナビも古くなる。そのとき、途中で最新の市販ナビに交換しようと考えても、純正ナビを外せない、もしくは外すのが難しいクルマは、ものすごくコストがかかってしまうのだ。クルマを頻繁に買い替える人ならまだしも、同じクルマに長く乗るつもりなら、そのあたりをよく考えて、純正ナビにするか、市販にするかを決めたい。
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