名古屋の観光・旅行/名古屋 自腹メシ

どて焼 五條 名古屋自腹メシ第15回(2ページ目)

今回、自腹飲みしてきたのは「どて焼 五條」。名古屋一昭和の香りのするアーケード街、円頓寺(えんどうじ)商店街の端っこにある、名古屋メシ・どてが名物の渋~い居酒屋だ。

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

どて焼は赤味噌で煮込んだ元祖・名古屋メシ

どて焼

赤味噌でぐつぐつ煮込むどて焼。見た目は辛そうだがこってりまろやか

さて、店名にも冠してあるどて焼は、牛モツを赤味噌で煮込んだ名古屋メシのひとつ。「どて」「どて煮」とも呼ばれ、名古屋の居酒屋には欠かせない一品です。

どて自体は全国各地で食べられますが、他の地方では醤油ベースのダシで煮込むのが一般的。赤味噌を使うのは名古屋独特なのです。

特にこの店のどて焼は、味噌のこってり加減が濃厚。甘みと辛みの中にまろやかさがある赤味噌の特徴がストレートに活かされ、まさにこれぞ名古屋のどて! あか抜けない味ではありますが、丁寧に下ごしらえしてあるためモツ特有の臭みはまったくなく、柔らかさの中に弾力もあるぷるぷるした食感もたまりません。

料理は、どて焼と同じダシで煮込む味噌おでん、そして串焼き、串揚げ。とんやき、きもやきは鮮度もよく、タレは甘口ですがさらりとしていて文句なしにうまい! しかも通常90円のところ、この日はサービス価格で70円。割引のサービス品は日替りで毎日2種類ほどあるそうです。
どて焼undefined五條メニュー

この日、筆者が食べたメニュー。上段左からどて焼、串かつ・ねぎまかつ、とんやき・きもやき、味噌おでん

あまり長っちり(長尻)せず、パパッとつまんでサッと出るのがこういう店の正しい楽しみ方。円頓寺商店街をさらにぶらぶらするのもいいですし、名古屋駅、伏見、栄にもそれぞれ地下鉄で1~2区間の距離なのでハシゴ酒するのもいいんじゃないでしょうか。

下町らしいロケーションに飾り気なしの店構え、そしてベタな名古屋メシ。名古屋の昔ながらの大衆居酒屋を存分に満喫してください。

【この日のオーダーと料金】
・とんやき 2本
・きもやき 2本
・どて焼
・串かつ
・ねぎまかつ
・味噌おでん 2本
・瓶ビール 1本
・・・合計 1380円

□ どて焼 五條
・住所:名古屋市西区那古野1-37-28
・アクセス:地下鉄鶴舞線・桜通線丸の内駅より徒歩3分
・TEL:052-565-0739
・営業時間:17:00~22:00
・定休日:日・祝日
Yahoo地図情報


【名古屋自腹メシ バックナンバー】

□第1回 「JIROMAL」 (※閉店)
□第2回 「お番菜と酒 おっこん」 (栄)
□第3回 「うどん家 匠庵」 (錦)
□第4回 「焼酎居酒屋 モモガッパ」 (錦)
□第5回 「貝と地酒 杉むら」 (栄)
□第6回 「どての品川」 (堀田)
□第7回 「島正」 (伏見)
□第8回 「雑炊 いちい」 (伏見)
□第9回 「ふじ原」 (久屋大通)
□第10回 「炭火やきとり きんぼし」 (伏見・今池・新栄)
□第11回 「大甚 本店」 (伏見)
□第12回 「魚めし 竹亭」 (伏見)
□第13回 「珍串」 (名古屋駅)
□第14回 「歓酒亭 大安」 (金山)

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