ガラリと変わった日産顔
日産が上海ショーで新型ティーダを発表した。新型サニーを昨年末の広州ショーで発表したことからも解る通り、今や日産にとって中国は世界最重要市場という位置づけ。早速クルマの紹介をしたい。まず実車を見て驚いたのがフロントグリルの意匠。今までの日産車と全く違う。
最初に次期型ティーダを見た時は「レクサスか?」。フロントグリルやバンパーの形状、ボンネット先端の“丸さ”など、まんまISといった感じ。リーフほどじゃないものの、特殊な形状をしたヘッドライトとのコンビネーションがいいため「レクサスよりいいですね」とさえ思う。
ボディサイドのキャラクターラインや面構成もリーフ風。リアフェンダーの膨らみ方などリーフそっくりだ。ただ微妙にバランスが取れており、なかなかである。少なくとも単純にカッコ悪い現行ティーダより圧倒的にレベル高いデザインになった。リアコンビはジュークからの流れです。
ライバルと比べイマイチだった室内空間はホイールベースを10cmも延ばしたため、リアシートのレッグスペースが大幅に増えている。身長183cmのガイドがリアシートに座ってもギリギリ文句を言わないで済むレベル。現行ティーダだと膝が前のシートにメリ込みますから。