アルゼンチン/ブエノスアイレス

ブエノスアイレスの市内バス

ブエノスアイレスでは、コレクティーボと呼ばれる市内バスが縦横無尽に走っています。初心者には少し難しいですが、ほぼどこへでも行けるし24時間運行のため、慣れれば非常に便利な公共交通です。ここでは、市内バスの利用法について解説します。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

ブエノスアイレスの市内バス、コレクティーボを乗りこなそう

市内をくまなく網羅するバスは、番号によって行き先が決まっているundefined写真提供:アルゼンチンのバス,列車紹介サイト「景色は乗った後に(遠距離館)」

市内をくまなく網羅するバスは、番号によって行き先が決まっている 写真提供:アルゼンチンのバス,列車紹介サイト「景色は乗った後に(遠距離館)」

ブエノスアイレス市内で、地下鉄と並ぶ庶民の足がバスです。ここではコレクティーボと呼ばれていて、ありとあらゆる通りを縦横無尽に走っています。その路線は、なんと150本以上! もちろん、旅行者に簡単にわかるものではありません。実際、地元の人でも初めて行く場所だと、どのバスに乗ればいいのかさっぱりわからないようです。

そんなとき、バスの路線を調べるのに便利なのが、バス路線マップ。ニューススタンドなどで各種売られているので、コレクティーボを乗りこなしてみたいという方は、ぜひ手に入れてみてください。ちなみに、このマップは観光客にとって非常に優れもの。バスの路線だけでなく、すべての通りや番地まで掲載されているので、住所しかわからなくてもたどり着くことができるように作られています。

それほどバスを利用しないのであれば、ホテルのフロントなどで聞いてみましょう。主要な観光地へ向かうコレクティーボであれば、すぐに教えてくれるはずです。

市内バスをある程度乗りこなせるようになれば、ブエノスアイレス上級者の仲間入りです。ある程度の期間、滞在予定であればぜひコレクティーボにトライしてみてください。

ブエノスアイレスの市バス利用法

コレクティーボの利用法に関しては、日本のバスとそれほど変わりません。目的のバスを捕まえることのできるバス停で、まずはバスを待ちましょう。バス停といっても、屋根付きの立派なものもあれば、細いポールにステッカーが貼ってあるだけのものまで様々。いずれにせよ、バス停にはバスの番号が書いてあるので、その番号のバスでないと停まらないので気をつけましょう。

目的のバスがやってきたら、手を上げるなどして運転手に合図します。料金は、1.10ペソ。中距離から長距離になると、1.20~2ペソの間で変動しますが、観光で使用する程度であれば、初乗り料金と考えて問題ないと思います。紙幣は使えないので、必ずコインを用意しておいてください。乗り込むときに小銭を料金口に入れると、ペラっとしたチケットが出てくるのでそれを受け取ります。このチケットはその後必要ないですが、稀に検察が来ることもあるようですので、降車するまで取っておいてください。

降りるときは、目的地に着いたらブザーを鳴らし、後ろの扉から降車します。

ブエノスアイレスの市バスの注意点

ブエノスアイレスでは、市内バスは24時間運行。もちろん、時間によって走っていない路線や、本数が極端に減る路線もありますが、基本的には運行しています。夜中の2時に乗っても、夜遊び帰りの若者で満席ということも、この町ではよくある風景。ですから、極端に治安にナーバスになる必要はないかもしれません。

ただし、日常的に車内スリやひったくりなどがあることも事実。荷物や貴重品はしっかり管理しましょう。また、荒い運転手のバスに乗ってしまった場合は、急ブレーキなどでケガをする可能性がありますので注意してください。夜間にバスに乗る場合は、車内よりも降りてからの方が危険。なるべくひとけのないところで乗降車しないように心がけましょう。 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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