カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

人気カメラ女子に聞く!一眼レフから広がる色の世界(2ページ目)

デジタル一眼レフが普及し、女性ユーザーが3割を超えたと言われています。カメラが上手な人は、テクニックもあるけれど、撮りたいもの、表現したい色へのこだわりが明快!そこで今回は、人気カメラ女子、川野恭子さんに、カメラとの出会いによって広がった、色へのこだわりについて、お話をお伺いしました。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド



青空~夕焼けに変わる空を撮りたい

ガイド松本:
空の色は季節の移り変わりとともに変化しますね。例えば、冬の空を魅力的に撮るとしたら、どんなことを心がけていますか?

川野さん:
冬は空気が澄みわたるので、青空も夕焼け空も、透明感があってどちらも好きなのですが、冬の凛とした寒さの中で見る夕焼けは特に魅力を感じます。厳しい寒さが闇が訪れる 緊張感を増幅させるからなのかもしれません。そうした心境や美しい夕焼け色を写し込めるよう、明るさや色味を調節しながら撮影するよう心がけています。
夕空の美しいグラデーション、夕日に光るひこうき雲、そして夕日と同じ色のライトが美しくて撮影した一枚。

夕空の美しいグラデーション、夕日に光るひこうき雲、そして夕日と同じ色のライトが美しくて撮影した一枚。

ガイド松本:
心境から、その人らしい表現が生まれるのかもしれませんね。目に見える光景をそのまま 写しとるのではなく、心で感じた色に瞬時に置き換えるという感じでしょうか?

川野さん:
そうですね。この写真のように夕闇に輝くひこうき雲やライトがとても印象的だったので、目で見た色よりも鮮やかにしたり、闇が訪れる緊張感を増幅させるために写真の明るさを暗めにする…といった具合です。

ガイド松本:
上の写真は、空の色のグラデーションの配列が美しいですね。ライトの色と飛行機雲がアクセントになった構図もユニークです。こちらの写真はどちらで撮影されたものでしょうか?

川野さん:
横浜の大さん橋付近で撮影しました。夕焼けの色が強く出るように彩度が高くなる撮影モードで撮影しています。ひこうき雲とライトの向きを対比させることで、ライトは闇を照らし、飛行機は闇を抜けていく様子を表現してみました。

次は、ぬくもりを感じる写真について、お話を伺います!


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