鮭の種類
鮭は種類によって色や形、脂のノリ、肉質などに違いがあります。作りたい料理に合わせて選んでみましょう。ここで代表的な鮭の種類をご紹介します。白鮭
5月~6月は時鮭として販売されている白鮭。日本では最も馴染み深い
身の赤色が薄く脂肪分が少なくてさっぱりしているので、石狩鍋、あら汁、ちゃんちゃん焼きに合います。炊き込みご飯の具にしても旨みが出て美味しいです。
銀鮭
皮が銀色に輝く銀鮭。チリからの輸入物が多い
石狩鍋、あら汁、ちゃんちゃん焼きにも合いますが、味にコクがあるのでそのまま塩焼きに、またお茶漬けにしてもよいでしょう。
紅鮭
赤みが強くとても美味しい紅鮭
鮭は一般的に赤みが強いほど美味しいと言われ、紅鮭の肉はサケ属の中でも最も赤みが強くとても美味。銀鮭同様、石狩鍋、あら汁、ちゃんちゃん焼き、塩焼き、お茶漬けなど料理の用途が幅広いです。
キングサーモン
バターソテーは立派な一品料理になるキングサーモン
身が厚いのでソテーやムニエルなどの洋風料理にすると脂がジューシー&ボリューム感ある一品になります。ホイル焼きや蒸し物にしても素材の持ち味を楽しめ、さっぱりとした果汁やドレッシングのような酸味が効いたソースと相性バッチリです。
アトランティックサーモン:別名ノルウェーサーモン、タイセイヨウサケ
きらきらと脂が光り、まったりとした甘みを感じるアトランティックサーモン
食するための用途としてはキングサーモンもアトランティックサーモンもほとんど変わりません。脂分が多く、まったりとして甘味を感じますのでソテー、ムニエル、ホイル焼き、蒸し物によく合います。
トラウトサーモン
味にくせがなく万人向きなトラウトサーモン。お弁当用に小さく加工されているものもある
そのまま焼いてもよいですが、あっさりした味なのでクリームシチューやマリネ、スパゲッティの具材にすると美味しく食べられます。
カラフトマス
トロっとした濃厚な甘みと程よい塩味がご飯によく合います
鮭の旬は秋
鮭の旬は秋と言われています。同じ鮭でも居場所や獲れる時期によって呼び名は様々です。- 5月~6月:時知らず・時鮭
- 9月~11月:秋味・秋鮭・メジカ
- 9月下旬~10月下旬:銀毛
- 11月上旬~下旬:鮭児(ケイジ)
- 10月~11月:ブナ鮭・ブチ鮭・鼻曲がり
この時期の雌雄の鮭は卵巣・精巣に栄養が移っているので身肉の脂肪分はかなり少なく味が落ちます。