葬儀・葬式/埋葬方法

分骨の手順と手続き(2ページ目)

遺骨を分骨して手元に置いておくだけなら特別な証明は必要ありませんが、納骨する際には証明書が必要です。分骨の手続きや手順について説明します。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

本山分骨の場合

「遺骨を分骨して本山に納める」ということは、各宗派の開祖や師と同じ場所に納骨することです。信心深い人、昔からの習慣で行っている人だけでなく、希望があれば誰でも申し込むことができます。遺骨の一部を分骨する場合もありますが、お墓を持たずにすべての遺骨を本山に納めてしまう人もいます。

■本山納骨の際の注意
  • 納骨方法は合祀(共同墓)のことが多いのであらかじめ確認しておきましょう
  • 本山へ納骨する際は、一度納骨したら遺骨の返還、改葬不可の場合がほとんどです
  • 原則的には過去の宗旨・宗派を問わない本山が多いです(一部を除く)
  • 基本的には証明書(火葬埋葬許可書、分骨証明書など)が必要です
  • 菩提寺がある場合、菩提寺の住職を通して本山納骨の希望を伝えたほうがベターです
本山はいつもお経が絶えず、多くの人が参拝する賑やかな場所。故人を供養するには最適な場所です。また、管理料などを求められることもありませんので、次の世代に経済的負担をかけることもありません。合祀や遺骨の返還不可といった制約はありますが、分骨供養したい方にはおすすめです。費用は納骨法要によって、またそれぞれの本山によって異なりますが、お経を含めて5万円くらい~が多いようです(中には最低でも20万円以上というところもあります)。
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