ホームページ作成/ホームページ作成テクニック、小技

HTML・CSSでファイルパスを記述する方法(2ページ目)

リンクを作る場合や、画像を表示する場合には、「リンク先ページ」・「表示する画像」など、ファイル名を指定する記述が必要です。そのような外部ファイルの指定方法にはいくつかの種類があります。その方法を解説。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

相対パス(上階層のフォルダ+ファイル名)を書く

現在のページから見て親フォルダ内に参照先ファイルがある場合 対象のファイルが、現在表示されているページよりも浅い階層(親階層)のフォルダにあるなら、上階層を示すフォルダ名とファイル名を記述します。

対象ファイルが上階層のフォルダにある場合

対象ファイルが上階層(現在位置よりも浅い階層)のフォルダにある場合


[HTML] index.htmlへリンクする:
<a href="../index.html">リンク先名称</a>

[HTML] head.gif画像を表示する:
<img src="../head.gif" width="120" height="90" alt="ロゴ">

[CSS] 背景画像にhead.gifを指定する:
background-image: url("../head.gif");

「../」は『現在のフォルダの親フォルダ』を示す特殊な記述方法です。ドット記号を2つ連続で記述している点に注意して下さい。2階層さかのぼりたい場合は「../../」と記述できます。3階層さかのぼりたい場合は「../../../」のように、いくつでもさかのぼれます。


絶対パス(ルートフォルダからの全階層)を書く

絶対パスで記述する場合 現在表示されているページの位置に関係なく、ウェブサーバ上の位置を絶対的に示すこともできます。

ウェブサイトを構成するファイル群の階層(フォルダ構造)例

ウェブサイトを構成するファイル群の階層(フォルダ構造)例


ルートフォルダ(=サーバ上の最上位階層)から全てのフォルダ名(パス名)を列挙することでファイルの位置を示します。この記述方法の場合、HTMLファイルを単独で別のフォルダへ移動させたとしても、リンク切れにならないメリットがあります(※リンク先のファイルが移動された場合は、当然リンク切れになります)。

[HTML] vegetablesフォルダ内の、carrot.htmlへリンクする:
<a href="/vegetables/carrot.html">リンク先名称</a>

[HTML] ルートフォルダ内の、head.gif画像を表示する:
<img src="/head.gif" width="120" height="90" alt="ロゴ">

[CSS] fruitsフォルダ内の、orangeフォルダ内の、ponkan.gifを背景画像に指定する:
background-image: url("/fruits/orange/ponkan.gif");
パス名の先頭に記述した「/」記号は、ルートフォルダ(=最上位階層のフォルダ)を示します。


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