葬儀・葬式/埋葬方法

海への散骨(2ページ目)

散骨希望の理由は「お墓がない」「残された人の負担を軽減」「自然に還りたい」などさまざま。現行法では「節度をもって」行われるかぎり、散骨は違法ではないと関係省庁から発表されています。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド


散骨の費用

葬儀と違って、散骨は少し時間に余裕があると思いますので、事前に船のタイプ、乗船場所などを調査しておきましょう。料金はほとんどの場合、委託散骨、合同散骨、個人散骨の3プランを基本に設定しています。一般的には委託散骨より、遺族が一緒に乗船して散骨をする合同散骨や個人散骨のプランが好まれています。散骨の料金は業者によって異なりますが、目安となる料金は下記のとおりです。

  1. 委託散骨 5万円~
    スタッフがあらかじめ遺灰を預かり、遺族にかわって散骨をする。写真や証明書などが付くことが多い。散骨日時の指定はできない。
     
  2. 合同散骨 10万円~
    複数組の遺族が一隻の船に乗船する。乗船人数に指定がある(通常は2名くらい)。費用を抑えたい人向き。日時指定はできないところが多い。
     
  3. 個人散骨 25万円~
    一隻の船を一組の遺族がチャーターする。乗船人数は船の定員に順ずる。希望日時を指定できることが多い。

その他、オプションで宗教者の手配、船着場までのマイクロバスの手配、料理や返礼品の手配などを行っている業者もあります。

散骨について考えておかなければいけないこと

散骨は世界各地で行われている葬送方法ですが、現代の日本人の中には違和感を持つ人も少なくありません。亡くなった本人が散骨を希望していても、残された家族・親戚の意思が散骨に否定的であれば、実施することは不可能です。またすべての遺骨を散骨してしまうと、後に「心のよりどころを見失ってしまう」といった問題を抱えてしまう人も多いため、実際には遺骨の一部のみを散骨し、残りはお墓に納めるケースがほとんどです。

散骨について少しでも不安や迷いがあるうちは、無理に計画して進める必要はありません。葬儀が終わって落ち着いた頃、改めて家族間・親戚間で話し合いの場を設け、散骨について具体的に話し合っても良いでしょう。

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