リフォーム費用/部屋・空間別リフォーム価格実例

よくあるリフォームの価格実例:外回り編(3ページ目)

価格実例はリフォーム予算を計画する上で非常に参考になります。今回は「よくあるリフォームの価格実例」の第5弾「外回り編」をご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

1,818,600円:サイディング材で外壁をリフォームする

サイディング工事
外観と断熱性を一気に向上させると、今までの住まいとは思えないほど快適さが違います。
当初Cさんは築32年の戸建て住宅の建て替えを考えていました。子どもたちが全員独立したことを機会に、ご夫婦で話し合い、小さくてもいいからきれいな我が家に住みたいということになったのです。近隣には建物を解体し、立て直す家も目立つようになったこともあり、少しずつ建て直し計画が進んでいました。

ところがCさんのご友人がリフォームしたことを知り、その仕上がりを見にいったCさんは驚きました。まるで新築みたいに見えるのです。大きなポイントとしては、モルタルの外壁にはあちこちヒビ割れがあり、古くみすぼらしい建物だった家は、サイディング材によって見事に生まれ変わっていたのです。

早速Cさんはリフォームに軌道修正。軽量の金属系のサイディング材を使用することにしました。今回のサイディング材は断熱性にも優れているので、冷暖房の効きが一気に良くなりました。Cさんはこの外壁工事(約180万円)の他に、玄関ドアや窓、そして室内についても追加リフォームを発注し、最終的な総額は約690万円でした。

【Cさんのリフォーム費用】 1,818,600円
※外壁工事のみの費用。追加リフォームを含まず。
※Cさんの住まいの建坪は約27坪。


外壁を着替えると住まいの印象は随分変わる!

今回のCさんは外壁のリフォームの後、他の部分も追加工事を発注していました。それも外観があまりに美しく見違えたため、リフォームの凄さを実感したからなのだそうです。もちろん、その後のリフォームについても大満足だったようで、わざわざ新築を立て直す労力と費用を考えたら、住みながらのリフォームも全然苦にならなかったそうです。

外壁を替えると住まいの印象が一気に変わり、新築に見間違えるほどになります。実際にCさんも久しぶりに実家に戻ってきた息子さんに「建て替えたの?」と聞かれたそうです。自分たちの部屋がそのまま残っていたため、リフォームであることに気がついたそうなのですが、それほどリフォームで印象が変わってしまうのです。

【サイディングによる外壁リフォームの費用相場】 130万~200万円程度
※建坪20~30坪(1F床面積60~100m2)の標準的2階建て戸建て住宅を想定した概算費用相場。標準的補修工事も含む。

外見だけでなく内容も濃いリフォームに

今回は住まいの外回りのリフォーム価格実例をご紹介しました。いずれのリフォームも見た目が良くなっただけでなく、住まいの寿命を伸ばしたり、居住性を向上させることが主な目的です。

リフォームは見た目も中身も重要です。我が家に相応しい計画を練って、快適な住まいを手に入れましょう。

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