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検証!使用済み紙おむつ処理機 おむつトラブルの解決法vol.2(4ページ目)

「臭う!」「かさばる!」在宅介護の泣き所、おむつの悪臭をシャットし、容量を半分にしてくれるというおむつ処理機。その効果は?コストは?製造・販売元にインタビューしました。

執筆者:西川 敦子

高い買い物?安い買い物?
―ところで価格のほうは。
大坪さん
パック器は税別2万9800円。パック袋は60枚入りで税別3000円です。


―介護家庭は何かと経済的負担が大きくなりがちですが、割高な感じを抱く人も少なくないのでは?
岡田部長 
捨てるものにそれだけのお金をかけるのはバカバカしいと思う人もいるでしょう。しかし、臭いによるストレスを解消できるなら安いもの、と感じる人も多いはずです。


―ランニングコストはいくらくらいかかるのでしょうか。
大坪さん このパック袋は紙おむつが2枚入る大きさとなっています。排尿したおむつの場合、とりあえず1枚だけ入れて、次のおむつ替えまで専用クリップで止めておけばいいでしょう。排便時のみ直ちに処理するようにするわけです。言い換えれば2袋で1日3回のおむつ替えに対応できるということ。つまり、60枚で1ヶ月分。尿取りパットなら5、6枚は入りますよ。ちなみに電気代は月々、10円に満たないほどです。


―耐久年数はどれくらいなのですか?
大坪さん 1年間は無償保障しています。しかし、発売後1年以上経った今も、故障したケースは出ていません。唯一、消耗しやすいのはパック器のゴム部分ですが、これも付属の保護器を付けることで、傷みを防ぐことができます。



介護者の視点に立った商品を
冒頭のIさんはゴミ出しの際も「カラスに破られないように」などと近所を気遣い、肩身の狭い思いをしていたとか。しかし、「おむつぽい」を購入後、
悪臭や周囲への気兼ねから解放され、気持ちにゆとりが生まれてきたといいます。3万円近いパック器に、月々3000円のパック袋代--コストの高い、安いは別として、長いことおむつ処理に悩んできた人たちにとっては意味のある商品だと言えそうです。



介護する側の視点に立った、ありそうでなかったこんなグッズ。これからもますます登場してくれるといいですね。


おむつぽい
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