不妊症/女性不妊の原因・検査法

子宮内膜症と不妊症(2)

不妊症に大きな影響を与える子宮内膜症についての解説です。

執筆者:池上 文尋

パート2では前回に続いて子宮内膜症の診断、治療、不妊症との関係について説明してまいります。

(診断)

診断には2つのタイプがあります。「臨床診断」と「確定診断」です。臨床診断は様々な方法で内膜症の程度や範囲を推定する診断法で、確定診断は実際にその患部を診ることにより診断することです。その一覧は下記の通りです。

★臨床診断の一覧



血液検査
問診(患者さんに症状を聞くこと)
外診(体全体を診る事)
内診(膣内から触診すること)
直腸診(直腸壁から診断すること)
超音波(エコー)
CT(放射線で撮影した情報をコンピューターで処理し体の輪切りの写真に表し病気を調べる検査)
MRI(磁石と電波で人体のいろいろな方向からの断面を正確に画像化する検査法です。MRIは、高磁場で電波を使うことによって人体から発生する弱い電波を受信し、コンピューターで電波の発信場所・量を把握することにより画像を作り出します。 その画像分析から、正常部とは異なった病変部を診断します)


★確定診断の一覧

内視鏡(腹腔鏡)検査
組織検査

これらの検査を活用してその子宮内膜症の程度とその疾患部位を特定します。上記の表を見て頂いてもお解かりの通り、一番確実にわかるのは腹腔鏡手術です。欧米ではこれが第一選択になっています。また治療においても検査と同時に疾患部位を手術するケースが多く、これが確実だといわれています。
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