不妊症/妊娠のしくみ・タイミング療法・自然妊娠

昔の生活から学ぶ妊娠法(1)(2ページ目)

1947年の合計特殊出生率は4,54で今の3倍以上あります。何故、そんなに違いがあるのでしょうか?考察をしていきたいと思います。

執筆者:池上 文尋

以前にも書きました通り、栄養価が高いと逆に妊娠を妨げる部分があるということは事実でしょう。特に過剰なカロリー摂取は糖代謝、脂肪代謝に影響を与えますし、それがホルモンバランスを崩すことになりうるということです。

50年前の食事に戻す必要性はありませんが、ホルモンバランスの調整の意味でも食事内容を今一度見直してみる必要性はあるかと思います。
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食品添加物は1人1日約80種類ぐらい口にしているそうです。

それから食事でもう1つ考えられる事は食品添加物や過酸化脂質の部分です。当然、50年前の食事にはそんなものは入っていません。しかし今、我々が口にしているものは生で食べる以外、ほとんど食品添加物が入っている状態です。少しなら影響がないものも何年も食べていれば多少の影響が出てくるのも当然かと考えられます。ましてや卵細胞や精子細胞は体の中でも最も活発に細胞分裂を行なっているところであり、食品添加物の影響を受けやすいと言うのは想像にたやすい事だと思います。

しかし、食中毒や食品の保存と言う意味で重要な役割を持っているのでなくすと言うわけにはいかないのです。よってそれらを除去して食品を食べる癖をつける事は大事な事ではないかと思います。例えば、インスタント食品を食べるなら麺は一度ゆでてそのお湯を捨ててから新しいお湯でスープを作るとか、油漬のものは油を徹底的に除去してから食べるとか工夫が必要になってきます。

もう1つ大事なことがあります。身体に取り込んだ食品添加物は代謝されて体外に排出されるわけですが、物によっては皮膚や肺から排出されるものもあります。よって汗をかいたり、運動をすることが大事です。そうすることにより身体の中にある不純物や老廃物、代謝産物を速やかに外に出すわけです。

参考文献
食品の安全知識

それでは次の記事では50年前の精神的な環境、そして性生活について考えていきましょう。

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