大豆イソフラボンの摂取量
食品安全委員会が取り上げたイタリアの疫学データは、「閉経後女性を対象に、大豆1日150mg、5年間に渡って摂取した結果、子宮内膜増殖症の発症が、摂取群で有意に高かった」というもの。これが、今回の大豆イソフラボンの目安量を定めようと食品委員会が動いたきっかけとなったとされています。
また、きっかけはもう一つあり、含有量を高めた味噌や等の食品が、トクホ(特定保健用食品)に申請されたことによって、食品委員会は、再度大豆イソフラボンの安全性について、検討することを決断した、といわれています。
日本の食品安全委員会は、大豆イソフラボン過剰摂取のリスクを踏まえて、1日の摂取量を検討した結果、
「大豆イソフラボンアグリコン(アグリコン=糖を切り離したもの)」として70mg~75mg、
トクホとして、食品に上乗せする場合は30mgという数値を発表しました。ところが、説明があいまいであったため、多くの報道陣や一般消費者を混乱させてしまいました。
まず、「大豆イソフラボンアグリコンとは、大豆イソフラボンの配糖体から糖を切り落としたものである」という説明から入って、混乱を防ぐべきだったと思います。
ちなみに、大豆イソフラボンアグリコン(アグリコン=糖を切り離したもの)の計算方法は、大豆イソフラボン(配糖体)に、0.625をかけることで、算出することができます。例えば大豆イソフラボン100mgに対し、大豆イソフラボンアグリコンは、以下の計算式で、62.5mg存在することになります。
100mg×0.625=62.5mgこの数値だと、一日の目安量の範囲内です。
同委員会の専門調査会で、参考人として招致された東京大学医学部教授の武谷先生は、「長期的に摂取し続けた際の安全性の問題は残されている」「妊婦が高用量摂取し続けることで、胎児に影響がないとは言えない」としながらも、それらはあくまで過剰に摂取した場合であり、「法外な量を摂取しなければ、問題はないだろう」という話もされたということです。
何でも、撮り過ぎは良くない結果をもたらします。日本人にとって切っても切れない大切な食品、大豆。恐れることなく、今までどおりに毎日の食事に上手に取り入れ、ありがたくいただきましょうね!
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