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更新日:2009年07月15日

ワード文書の行間が広がるのはなぜ?(2003/2007)

段落の文字を大きくしたら、突然行間が広がりびっくりした経験はないでしょうか? 今回は、この現象の対処方法と仕組みについてまとめてみました。

なぜ行間が広がるのだろう?

ここまでで、行間が広がる現象とその対処方法を説明しました。しかし、そもそもなぜ、「行間が広がる」という現象が起きるのでしょうか? それを理解するには、画面に「グリッド線」という線を表示してください。これは、ちょうど便せんに入っている横線のような線のことです。この「グリッド線」がポイントなのです。

Word 2003でグリッド線を表示する方法:[表示]メニューを開き、[グリッド線]を選択して先頭にチェックマークを付けます
Word 2003でグリッド線を表示する方法:[表示]メニューを開き、[グリッド線]を選択して先頭にチェックマークを付けます


Word 2007でグリッド線を表示する方法:[表示]タブの[表示/非表示]グループで[グリッド線]チェックボックスをオンにします
Word 2007でグリッド線を表示する方法:[表示]タブの[表示/非表示]グループで[グリッド線]チェックボックスをオンにします


先に、[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる]というチェックボックスをオフにしましたが、Wordの初期設定では、ここがオンです。そして、オンだと文字はグリッド線を基準にして配置されます。

問題は、どのように配置されるかです。簡単にいうと、文字はグリッド線とグリッド線の上下中央に収まるように配置されます。文字サイズが小さいあいだは2本のグリッド線のあいだに配置されますが、文字が大きくなると2本のグリッド線のあいだには収まらなくなります。すると、グリッド線3本のあいだに配置されるのです。以後、同様にして文字サイズが大きくなるとグリッド線4本のあいだ、5本のあいだ……という具合に配置されます。

実際にどのように配置されるかを、以下の図で示しておきます。文字を徐々に大きくしたとき、どのように配置されるかに注目してみてください。特に、文字サイズを14ポイントにしたときと、28ポイントにしたときの変化に注目してください(以下では、文字サイズの変化を確認するため、画面を原寸で表示しています)。

文字サイズ10.5ポイントの状態です。2本のグリッド線のあいだに文字が収まっています
文字サイズ10.5ポイントの状態です。2本のグリッド線のあいだに文字が収まっています


文字サイズ12ポイントです。まだ2本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ12ポイントです。まだ2本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ14ポイントです。2本のグリッド線のあいだには収まり切らなくなり、3本のグリッド線の上下中央に配置されました。このとき、行間が大きく広がってしまうのです
文字サイズ14ポイントです。2本のグリッド線のあいだには収まり切らなくなり、3本のグリッド線の上下中央に配置されました。このとき、行間が大きく広がってしまうのです


文字サイズ16ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ16ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ18ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ18ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ20ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ20ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ22ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ22ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ24ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています
文字サイズ24ポイントです。3本のグリッド線のあいだに収まっています


文字サイズ26ポイントです。まだ3本のグリッド線のあいだに収まっていますが、そろそろ余裕がなくなっています
文字サイズ26ポイントです。まだ3本のグリッド線のあいだに収まっていますが、そろそろ余裕がなくなっています


文字サイズ28ポイントです。3本のグリッド線のあいだには収まらなくなり、4本のグリッド線の上下中央に配置されました。文字サイズを14ポイントにしたときと同様、やはりこのとき、行間が広がってしまいます
文字サイズ28ポイントです。3本のグリッド線のあいだには収まらなくなり、4本のグリッド線の上下中央に配置されました。文字サイズを14ポイントにしたときと同様、やはりこのとき、行間が広がってしまいます


補足:もうちょっと詳しい説明

説明が複雑になるので、本文では少し簡略化して説明しました。ここでは、より詳細について補足しておきます。文字がグリッド線を基準に配置される条件は、次の2つです。
  • 条件1:[段落]ダイアログボックスの[インデントと行間隔]タブの[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる]チェックボックスがオンになっている。
  • 条件2:[ページ設定]ダイアログボックスの[文字数と行数]タブの[文字数と行数の指定]で[標準の文字数を使う]以外の項目が選択されている。
Wordの初期設定では、いずれの条件もクリアしていますので、文字がグリッド線を基準に配置されるのです。そして、本文中では条件1を無効にすることで、行間をせまくする方法を紹介しました。したがって、条件2を無効にする、つまり、[標準の文字数を使う]をオンにすることでも、行間をせまくすることは可能です。さらに、行間を数値で固定してしまう方法もありますが、これについては、また別の機会に紹介したいと思います。
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この記事の担当ガイド

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井上 健語

マイクロソフトのMVPアワード受賞。Wordとの付き合いは15年以上で、Wordを中心にIT書籍や雑…

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