ビジネスマナー/ビジネスマナーの基本知識

ビジネスでの敬語(言葉遣い)の基本

どんなに能力が高くても、敬語が正しく使えなければビジネスパーソンとしての信用は得られません。そこで、敬語の重要性、敬語の基本ルール、ビジネスシーンでよく使う敬語の使い方と注意点をご説明致します。

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ビジネスシーンでよく使う敬語の使い方

日常よく使うビジネス敬語は、スラスラ口から出てくるように覚えておきましょう。苦手な人は、例文を作りそれを覚えておき、応用できるようにしておくことが望ましいです。

例えば「見る」は、相手に対する尊敬語では「ご覧になる」、自分がへりくだって行なう謙譲語では「拝見する」となります。同様に、(上司や得意先が)「言う」は「おっしゃる」と尊敬語に変化します。また、(自分が)「言う」は謙譲語の「申し上げる」になります。このように動詞が変化することに着目してください。

ビジネスシーンでよく使う動詞を思い浮かべてください。案外多くないことに気づくことでしょう。よく使う動詞を下記にまとめてみました。
「わかりました」は「かしこまりました」「承知致しました」とササっと言い換えできますか? 「出来ません」ではなく、「いたしかねます」に言い換えて下さい

間違いやすい敬語の注意点

ビジネスシーンで間違えやすい敬語を次にまとめておきます。その多くは、尊敬語と謙譲語の使い方の誤りです。「相手の動作に対して使うのが尊敬語、自分の動作に対して使うのが謙譲語」と覚えておいてください。

相手の動作に謙譲語を使わない
×詳細は担当者に伺ってください
○詳細は担当者にお尋ねください、または、お聞きください

×プレゼンの資料は3階で拝見してください
○プレゼンの資料は3階でご覧になってください、または、ご覧ください

謙譲語を尊敬語のように使わない
×経理部で旅費をいただかれてください
○経理部で旅費をお受け取りください

×不明な点は私にお伺いください
○不明な点は私にお尋ねください

身内に敬語を使わない
×課長は、ただ今、席を外していらっしゃいます
○課長は、ただ今、席を外しております

慣用的な二重敬語以外の二重敬語は避ける
ひとつの言葉に尊敬の表現を重ねてつける「二重敬語」には、日本語として定着している慣用的な表現があり、一概に誤っているとはいえません。たとえば「どうぞ、ごゆっくりお召し上がりください」は、「召し上がる」と「お(ご)……ください」が合体した二重敬語ですが、違和感はありません。

それでも、たとえばレストランを予約したり、高級デパートで領収書をもらったりする際に担当者から発せられる

「そちら様のお名前様をお伺いさせていただきます」
「お名前様を頂戴いただけますでしょうか?」

などは明らかに過度な敬語で、聞いた者にくどい印象を与えます。耳ざわりで慇懃無礼な印象すらあります。丁寧に話すことは必要ですが、言葉の厚化粧は限度を超えると滑稽に思えるものです。気をつけて使いましょう。

依頼する時は「疑問形の敬語」に変換して話す

ビジネスシーンで頻度の高い言い回しのひとつが、社内外の人に対して何かを依頼することです。プライベートなら「書いてください」「待ってください」と表現するところですが、ビジネスシーンで使う命令形の言葉は、一方的で反発を抱かれやすいもの。特に上司や得意先、お客様は、「どうして私が君に命令されなければいけないのか」と不満を抱きかねません。

そこで、「ご記入いただけますか?」「少々お待ちいただけますか?」といった疑問形の敬語に変換することをおすすめします。疑問形の語尾に相手の意向を伺う姿勢がこめられているため、相手の同意を得やすいのです。ちょっとしたことですが、敬語を活かす言葉遣いといえるでしょう。

更新日:2009年10月01日

(公開日:2009年09月26日)

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