ご自宅の管理費は、割安?割高?? |
住宅ローン金利や毎月返済額には神経質になっても、管理費には関心が薄いのが現実です。これは由々しき事態と言わざるを得ません。そこで、ご自宅の管理費が割安なのか割高なのか、参考になるデータを紹介します。
中層・中規模なマンションほど管理費は安め / 首都圏マンション管理費調査
不動産調査会社の不動産経済研究所が今年8月末、首都圏の分譲マンションを対象に世帯数や階数、さらには最寄り駅からの距離に応じた管理費の平均値を調査・公表しました。それによると、直近2011年の場合、戸数規模別ではマンション1棟の総戸数が50~99戸(201円84銭)、階数別では10~19階(建て)のマンション(199円60銭)が、それぞれ最も安い管理費(単価)であることが分かりました(下表参照)。
階数別の傾向も同様で、しばしば「タワーマンションはスケールメリットがあるので管理費は割安」と言われますが、ホテルライクな管理サービスが付加されることで、結果として平均値より割高な金額になっています。
少しでも管理費負担を減らしたいのなら、金額に割安感のある中層・中規模のマンションが狙い目といえます。低層あるいは超高層のマンションは避けるべきでしょう。
次のページでは、最寄駅からの距離に応じた管理費の相場(調査結果)と、管理費の「適正度合い」を調べるための秘策をご紹介します。