「ゲリラ豪雨」の原因は積乱雲!
太陽がギラギラ輝いていた空があっという間に曇り、ピカッ、ゴロゴロ! 「ゲリラ豪雨」は、「ゲリラ雷雨」に変身することもしばしば……。 写真提供:skyseeker.net |
また、夏の季節に勢力を強める太平洋高気圧の縁や、夏の風物詩=台風の周辺などでは、大量の水蒸気が流入することで大気が不安定化→積乱雲が発生し、集中豪雨をもたらすこともあり。ちなみに、落雷(雲と地上との間の雷)も発達した積乱雲に伴って発生します。「ゲリラ豪雨」が夏に集中し、「ゲリラ雷雨」に変身するケースが多いのも納得……。
「ゲリラ豪雨」は、ここ数十年で倍増!
ところで、「ゲリラ豪雨」はどの程度増えている? 気象庁によれば、1時間に80ミリ以上の「猛烈な雨」が1年間に発生する回数は、■1976~87年…… 全国平均で1,000地点あたり10.3回
■1998~2007年…… 18.5回とほぼ倍増!
※ 8月6日付朝日新聞より
つまり、「ゲリラ豪雨」はここ数十年、着実に増えているというわけですね。
そして、上記より範囲を広げて1時間に50~80ミリ未満の「非常に激しい雨」をも含めると、2004年の発生回数はなんと470回! 過去最多の419回(1998年)より50回以上増えています。6月末以降各地で頻発している今年は、さらにありがたくない記録を更新する?
では、「ゲリラ豪雨」が最近増えているのはなぜ? 大都市が狙い撃ちされる理由とは? 一番気になるところを探ってみると……