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ホームレスから年商102億円の堀之内九一郎社長(2ページ目)

今回より現在の豊かな日本を築いてきた、団塊の世代にフォーカスし、文化やサービスの創造までのご苦労や開発までの秘話に迫る。第1回の登場は、日本テレビ「¥マネーの虎」でおなじみの熱血社長である。

執筆者:木村 勝己


気づき、閃きの作用

人間どん底から這い上がるには、気づきや閃きといったものが大きく作用する。堀之内氏もストーブの修理をしながら気づいたのである。過去は失敗だらけで先も見えない、このままではホームレス以下じゃないかと。そして今までの事業の反省や、他にもっと儲かる種はないかと考えた。

そしてこの時のホームレスの言葉に人生が変わったそうだ。“金儲けの話しか出てこないあんたに商売などできっこないよ。人は金を儲けるために商売するんじゃない。商売とは自分が楽しいと思ったことに夢をかけるから頑張れるのだ!”といった内容である。

お金儲けを第1に考えていた堀之内氏であったが、この時から夢を持って楽しめる仕事を考えるようになった。人生の岐路である。そして生まれたのが今の生活倉庫である。

本当の欲求の力

負債1億円のどん底生活から成功してきただけに、堀之内氏の発言は、ひとつひとつの言葉に力がみなぎる。

『お金は道具であり、その使い道が重要だ。損して得取る行動が必要。一つの目標達成には他は全て犠牲にしても集中してやる』まさに激変の時代を生き抜いてきた団塊世代の強さの秘密を垣間見ることができる言葉である。

彼はさらに言う『そして、成果が出るかどうかは真の欲求をもてるかであり、人間の能力にたいした差はない。本当の欲求を持つと人間はすごい能力が出せる』。真の力は、時代という背景の元、さらに上へという、強い要求を持ち続けたその強さにあるのかもしれない。

<関連リンク集>

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