文章:立川 亜美(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
「話が長くなる」「何をいっているのかわからない」「論理的に話せない」そんな悩みを持っている人は多いでしょう。今回は、経営コンサルタントであり、FMラジオ局J-WAVEの番組で8年間パーソナリティを務める話術の達人、ショーンK氏に論理的に話すコツを伺います。
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| ラジオ番組でも話すより”聞く”ことに注力している |
ご自身でコンサルティング会社を経営し、世界各国に600名の顧客をもち、担当番組では400名以上の経営者、起業家、ビジネスプロフェッショナルとコミュニケーションを取っているショーンK氏。ビジネスのとき、またラジオで話されるときに、どんなことに気をつけているのでしょうか?
まず頭の中に目次を作る
ガイド:ショーンさんが、人に話しをするときに心がけていることは?
ショーン:ひとつの本を書くように頭の中に目次を作る、ということです。たとえば、僕が自分の紹介をするとしたら……
- 経営コンサルタントとその役割
- 経営コンサルティングの流れ
続けて3.4.……となります。さらにそれぞれの章ごとの詳細を、ステップを踏んで話していきます。大事なのは、各目次ごとに相手が理解したのか、確認しながら次に進んでいくことです。
ガイド:目次を作ることと、相手が理解しているか確認することですね。どうやったら相手が理解したのかがわかるのでしょう?
ショーン:人間の理解には二通りあると思います。論理的な理解と心理的な理解です。たとえば、言っていることはわかるけど(論理的理解)、なんとなくこの人が好きじゃない(心理的理解)、とかいうものですね。この両方が揃わないと理解が得られなく、揃ったときにはじめて「合意」となるわけです。そして「合意」してもらえないと、目次の次のステップに進めないんです。
たとえば、どんなに正しいことを言っていても、言い方や態度で相手に反発されてしまう……つまり理解してもらえないと、合意はされないとうことですね。このことを心積もりとして持ち、目次ごとに相手に確認していくことが大切ですね。
ガイド:相手が理解しているかを、確認することが大切なんですね。
ショーン:そうです。相手に聞いてみればいいんです。「どうですか? わかりましたか?」とか「わかりにくかったですか?」と。それは、一対一だろうが、一対多数だろうが同じです。僕はラジオでも「どうですか? わかりましたか?」とリスナーに聞いていますよ。もちろん、目の前にはいませんが……。
プレゼンテーションなど目の前に人がいるのなら、聴衆をよく観察して理解しているかを確認しながら進むことです。わからない人がいるかもしれない、と想像力を働かせるということも、心積もりとして持っておくべきです。
次のページで、どうやって目次を作っていったらいいかを、伺っています。