共食の新しい生活スタイル(4ページ目)

共用廊下も木製のフローリング。住戸扉はいろんな色のアクセントカラーに塗られて北欧のインテリアデザインを思わせる。（写真はスガモンズ提供）


共用廊下の一隅に掲出されているコモンミールの参加表。


洗濯室も共用施設のひとつ。 手前から洗濯流し、3台の洗濯機が並び、向かいには1台の乾燥機がセットされている。


4室シェア住戸の出入り口には、各戸ごとのカメラ付きドアフォンが並ぶ。ドアカラーはオレンジ色のアクセントカラー。


見せていただいた4室シェア住宅の洗面室。


同じ住戸の共用キッチンは1500幅のコンパクトサイズ。

 

 

スガモフラットの平面図 （図面はスガモンズ提供）

スガモフラットは、かんかん森に続く第2号の本格的自主運営されている賃貸型のコレクティブハウスです。
住戸は23～55平方メートルのバリエーションがあり、シングルルーム、2個室住宅、4室シェア住宅などのタイプがある。
コレクティブハウスは欧米では知られていますが、日本ではまだ馴染みが薄い居住スタイルです。核家族化や少子高齢化の影響による人間関係の希薄化は様々な社会問題を生み出してきました。コレクティブハウスは、それぞれが独立した部屋で暮らしながらキッチンや食堂や居間を共有する緩やかで、安心できるコミュニケーションのある生活空間を提供しようとするものです。
共食という生活がどこまで本格的に根付くのか、新しい集合住宅のあり方を模索するこの試みが、これからの日本の住まいのあり方に大きな影響を与えることを期待し見守りたいと思います。

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■本文中の「スガモンズ」とは、スガモフラット居住者組合の名称です。
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