床材・フローリング/床材の基礎知識・選び方

子ども部屋の床材に コルクタイルの魅力(2ページ目)

皇室のお子様たちのお部屋に取り入れられたことで注目の床材コルクタイルは、安全性に優れ、健康志向の方におすすめ。フローリングにはないコルクタイルの床材としての魅力をリポートします(初出 2006年9月/改訂 2014年7月)。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

床暖房対応のコルクタイル、フローリング状のコルク

コルクフローリング使用例。目地が入り、床に表情が生まれます。(出展:東亜コルク株式会社)

コルクフローリング使用例。目地が入り、床に表情が生まれます。(出展:東亜コルク株式会社

コルクタイルでも、床暖房を使用することができます。床暖房用ではある程度の厚みが必要で、コルクタイルの厚みは3mm、5mmとありますが5mm以上のものが床暖房対応品となっています。木質系のフローリングは床暖房をすると木の乾燥による暴れが心配ですが、コルクタイルならその心配もありません。ホコリが立ちにくくダニが出にくいという性質が床暖房に向いています。

また、コルクタイルを張ると床の表情が均一になってしまいがちですが、フローリング状になっているコルクフローリングという製品も出ています。こちらは一般のフローリングと同じように長方形のものを張り合わせていくので床の方向性がでて表情が生まれます。フローリングに慣れている方でも抵抗無く受け入れられるのではないでしょうか。

気になるお値段は?

コルクタイルはフローリングとは一味違った味がある

コルクタイルの価格はフローリングと同定度

新築やリフォームでコルクタイルを取り入れてみたいと思ったとき、気になるのがそのお値段です。ここで簡単に、合板フローリング(一般のフローリング)、無垢フローリング、コルクタイルでm2単価(1平方メートル当たりの単価)の値段を比較してみましょう。

■合板フローリング…10000円/m2より
■無垢フローリング…10000円/m2より
■コルクタイル…7000円/m2より

合板フローリング、無垢フローリングは厚さや種類、塗装仕上げによって値段に幅があります。コルクタイルも厚みや塗装仕上げなどによって値段に差があります。どのようなものを選ぶかで価格帯は大きく異なってくるため一概には比較できないのですが、一般的なフローリングなどと同程度、またはやや安価に取り入れることができると考えてよいでしょう。

皇室のお子様のお部屋に採用されたことと健康志向の高まりとを合わせ、コルクタイルはこれから注目の床材といえます。フローリングに慣れてしまっている方は、まずは子ども部屋、台所などの水周りなどから取り入れてみてはいかがでしょうか。

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