住宅工法/耐震住宅・住宅工法

住まいづくりはまず構法からチェックしよう!NO.1 住まいに用いられる構法とは?

家の骨組みである「構法」。個人の住宅に用いられる主な構法は、大きく分けて4種類程あります。家が出来上がってしまうと見えない部分ですが、構法をおろそかにすると大変なことになります。間取りや収納だけでなく「構法」にも目を向けましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

納得の住まいづくりというと、つい間取りや収納などに目がいきがちですが、その前に家の骨格となる構法について考えることも大切です。
構法による住宅の性能の違いはもちろんのこと、ランニングコストなど将来に渡っても大きく異なる場合があります。

住宅の主な構法は次の4つがあります。
 ・在来工法
 ・2×4工法(ツーバイフォー)
 ・プレファブ工法
 ・鉄筋コンクート造


●在来工法

在来工法は、日本の伝統的な木造軸組み構造のことで、土台・柱・梁・筋交いなどで荷重を支えています。つまり家を「点」で支える構法です。


これとは反対に2×4工法は構造用合板でパネルを造り床・壁・天井の順に組み立てていき、建物を「面」で支えます。主要な枠組み木材が厚さ2インチ、幅4インチであることからこの名前が付いています。








●2×4(ツーバイフォー)工法

在来工法は設計の自由度が高く、敷地への対応力が高い点と増改築がしやすい利点があります。ただ気密性断熱性は2×4工法と比べると若干劣ります。

2×4工法はパネルで箱状に組み立てられるので、耐震性や耐火性に強く、気密性も優れています。しかし、在来工法よりも設計の自由度が低く制限が多いようです。
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