住宅設計・間取り/住宅設計・間取り関連情報

帰りたくなる家ってどんな家? 「ホッとする家」のキーワード

現代は昔に比べて家で過ごす時間が減ったといえます。しかしだからこそ家がホッとできる空間として重要な場となっています。ホッと空間はどのように生まれるのでしょうか。キーワードは光と風にあります。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

「採光と通風の工夫」が人をホッとさせる

“我が家に帰るとホッとする”ってどんな家なのでしょう。それは、自分のお気に入りの、こだわりの空間がある家ではないでしょうか。人は自分の好きな空間に囲まれていれば幸せな気分になれます。リビングでもキッチンでも書斎でも、はたまたトイレでもいいでしょう。しかし、好きな空間といっても十人十色で一概には言えないものです。

しかし、人がホッとできる空間のキーワードとして共通して言えることがあります。それは、自然とそこに住む人とのコミュニケーションをいかに計るかということです。「採光と通風の工夫」と言い換えてもいいでしょう。


「暖かみ」さえ感じるとれる、「光」と「風」のマジック

「採光と通風の工夫」を上手く実現できる空間のひとつとして吹抜けが挙げられます。ここで紹介する4つの設計例は、すべて「暖かみ」や「ホッとできる雰囲気」が感じられるよう配慮がされています。

【人の集中を高める吹抜け】
1階中央の上に2階の廊下が渡っている。その下にキッチン、ダイニングがありる。人が集中する場所に吹抜けを設けた。
【階下と一体になった吹抜け】
階段に沿って吹抜けがある。下のリビングとの一体感を図った吹抜け。
【採光のための吹抜け】
中央が中庭になっており、各居室に光がふりそそぐ。
【上昇志向の吹抜け】
リビング中央が上部まで吹き抜けている。サイドにあるトップライトから光がふりそそぐ。

設計:佐川旭


特徴づけることによって生まれる空間とは?次のページへ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます