住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

浴室をリラクゼーションルームに(2ページ目)

最近、浴室と脱衣室との仕切りや扉をガラスにする家をよく目にします。光が差し込み視界が広がり、閉鎖性のある浴室が開放的になります。浴室は今、リラックスする空間として求められているのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

ガラス張りはプライバシーが心配!?

浴室を開放的にしたとき気になるのがプライバシーです。カーテンやブラインドは開閉を調節でき便利です。開放性とプライバシーはその相反する性格から両立が難しいように思われますが、自分の感性にあうようにプランニングできるのが家づくりです。

近年は住宅設備メーカーも浴室と脱衣室の仕切りやドアをガラスにしたユニットバスを販売しています。ショールームに出かけて実際に見てみるのもいいでしょう。

高齢者の使い勝手と安全は?

浴槽は和式では深すぎて不便ですが、だからといって洋式では浅すぎるということもあります。ある程度の背もたれの高さと立ち上がりの際にバランスが取りやすい一定の高さが必要でしょう。

特に高齢者の家庭内事故では入浴中の溺死が多くなっています。最近は和洋折衷式の深さ50センチ程度が普及しています。

工事費用は?

リフォーム工事では100万円からできると言われています。高齢者のいる家庭などでは特にリフォームが多いですが、機能的な面ばかりでなくリラックスできるという心理的な面を考慮することは大切でしょう。

浴室の実例


木づかいの浴室

入浴中に外の植栽を眺められる位置に窓が配置されている。木を壁に用いることで自然のぬくもりを感じられる浴室になっている。・サニタリーグッズを木やベージュ色で揃えることによってシンプルさを生み出している。


庭とつながる浴室

出窓を広くとり、外部とのつながりをスムーズに している。 出窓と外の植栽がより連続性を強めている。 やさしい雰囲気のある薄ピンク色の浴槽と壁になっている。


ガラスづかいの浴室

ガラスを多用し、透明感のある空間をつくりだしている。 庭の植物と光をうまく組み合わせ浴室に取り込んでいる。白と緑と光の色が清潔感をもたせている。


社会全体が安心・安全を求め、また健康を志向するなか、浴室は第2のリビングといえるのではないでしょうか。 
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