インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

アイポイントで素敵度UP!アート編(3ページ目)

「なんか平凡でつまらない…」なんてインテリアの問題に陥っていませんか?いつものインテリアからステップアップするにはアートを!絵やアートを上手に飾る方法をご紹介しましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

空間とのバランスを考えよう

飾るときには、絵やアートを掛けたい壁面スペースとの大きさのバランスも大切です。広いスペースに小さなものが一つだとバランスが悪くなりますので、その場合には、複数掛ける、他のアイテムを加えるといった工夫をしましょう。基本的に、横幅はスペースの中央に絵の中心を合わせます。ソファやチェストが絵のすぐ下にある場合には、その中心に合わせるとバランスよく見えます。

また、縦に長い壁面には、縦長の絵を掛けたり、小さい絵を縦に並べて掛けるとバランス良く配置ができます。
アート
左:ソファの中心に合わせて大ぶりな絵を設置。
右:ソファ後ろの広い壁面を意識して、絵を3つ並べてバランスよく。(画像:旭化成ホームズ展示場)

見る高さに合わせよう

絵を掛ける高さは、立って眺めることが多いのか、座って眺めることが多いのかで、設置高さが変わってきます。いずれも自然に目に入る位置を心がけてください。

アイポイント
廊下突き当たりの壁面をアイポイントとして絵を掛けています。
玄関やダイニングキッチンなど、玄関や廊下など、立って絵を見ることが多いところでは、立った姿勢で絵(額)の下から1/4のところに視線がくるような高さが目安です。

身長160cmの人では145cmくらいが目の高さになります(目の高さは身長×0.9くらい)。 右の画像のアートは、フレームの大きさは高さ60cmです。フレームの高さ1/4分となる下から15cmのところを目の高さ145cmに合わせて飾っています。

アイポイント
 
ソファやダイニングスペースなど座った姿勢で絵を見ることが多くなります。その場合には、座った姿勢で絵(額)の下から1/4のところに視線が行きやすくなるように掛けると良いでしょう。ちょうど座った姿勢で絵を少し見上げるくらいの位置になります。

右の画像のアートは、フレームの大きさは高さ83cmです。絵の高さ1/4分となる下から21cmのところを、座った時の目の高さより少し高めの位置になる床から120cmの高さに合わせています。

いずれも一般的な高さの目安となりますがいかがでしょう。少し低めに感じられるかもしれませんが、気持ち低めに掛けたほうが落ち着いて安定した感じになるようです。実際に掛ける時には、二人以上で作業をして、少し離れた位置から、スペースの空き具合や絵のボリューム感などを眺めながら調整し、しっくりと落ち着く位置に掛けてみてくださいね。




今回はアイポイントを飾る絵やアートについて考えてみましたがいかがでしたか。ガイドがよそのお宅に伺ったときに気になるのは、絵を掛ける高さ…。視線よりも高い位置に絵を掛けているのを見かけることがあります。時には、天井のすぐ近くに絵を掛けている場合も。かなり見上げる位置となり、アイポイントとして折角の絵が見づらくなりますので注意してくださいね。



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パリ発!インテリアを彩るオリジナルアート →All Aboutカラーコーディネートより。部屋のインテリアに色が欲しいなぁと感じたらこの記事をチェック!素敵な色使いのアートが沢山!
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