ホームページ作成/リンクの表示・装飾 (HTML,CSS,JavaScript)

箱形のページ移動リンクを作る(5ページ目)

ニュースサイトなどでたまに見かける箱形のページ移動リンクを作ってみましょう。ただ数字を並べるよりも幅が広くて見やすく、クリックしやすいメリットがあります。画像ではなく文字なので、サイズ変更も可能です。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

STEP.3 リンクに対する装飾

リンク文字の下線を消したり、箱内のどこでもクリックできるように装飾します。文字色や背景色の装飾は、リンク先が未訪問の場合と既訪問(=過去に訪問済み)の場合とに分けて指定します。

/* リンクの装飾 */
ul.pagelinks li a {
   display: block;        /* ブロック化 */
   text-decoration: none; /* 下線を消す */
   width: 1.2em;          /* 横幅(IE) */
}
/* 未訪問リンクの色 */
ul.pagelinks li a:link {
   background-color: white; /* 背景色 */
   color: blue;             /* 文字色 */
}
/* 既訪問リンクの色 */
ul.pagelinks li a:visited {
   background-color: white; /* 背景色 */
   color: purple;           /* 文字色 */
}

これまでのソースをすべて使って表示すると、以下のように見えます。

 

これで、箱内のどこでもクリック可能になりました。(数字の上だけでなく余白部分もクリック可能になっています。)リンクの下線も消えて見やすくなっています。
ページ番号「3」は、「現在位置」ということになっているのでリンクにはなっていません。この部分の装飾は後で行います。 また、まだ項目の上にマウスを載せても装飾は変化しません。この装飾も後で行います。

スタイルシートソースの各記述の意味を順に説明しておきます。

■display: block;
ブロックレベル要素のように表示させます。この指定によって、箱内のどこでもクリック可能になります。

■text-decoration: none;
リンク文字に標準で描かれる下線を消しています。

■width: 1.2em;
リンクの横幅です。箱の横幅と同じ値を指定しておきます。本来は不要ですが、IEでも余白部分をクリック可能にするために必要です。

■未訪問リンクと既訪問リンク
リンク先が未訪問か既訪問かによって装飾を分けるには、前者に「link疑似クラス」・後者に「visited疑似クラス」を使います。 具体的には、以下のような記述になります。

a:link { ~未訪問の場合の装飾~ }
a:visited { ~既訪問の場合の装飾~ }

■background-color: white;
背景色です。ここでは白色(white)を指定していますが、好みの色を指定して下さい。 (未訪問リンク先と既訪問リンク先で色を分けることもできます。ここでは両方とも白色(white)を指定しています。)

■color: blue;
文字色です。ここでは未訪問の場合に青色(blue)を、既訪問の場合に紫色(purple)を指定しています。 リンクであることが分かりやすいように、青系の色を指定しておくことをお勧めいたします。 (この記述を省略すれば、そのページでの標準の「リンク色」が使われます。)

次に、各項目の上にマウスが載ったときの装飾を記述します。

マウスが載ったときの装飾方法へ >>

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