ホームページ作成/Webサイトのユーザビリティ

フレームを使った構成の問題点

フレームは、特定のページを表示させたまま様々な別のページを同時に表示できる便利な機能ですね。しかしそこに、せっかくの来訪者を逃してしまう危険な落とし穴が潜んでいるのです…。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

フレームとは

フレームを使ったページを作成したことはありますか?
フレームを利用すると、1つのウインドウ内で、複数のページを同時に表示させることができます。(右図参照)

例えば、左右2つのフレームに分割して、左側にメニュー・右側に本文を表示させたりして利用します。左右に分割したり上下に分割したりして、「メニュー」と「本文」に分けているサイトは多く見かけます。

この「フレーム」は、うまく使えば効果的にユーザをナビゲートできる便利な機能になりますが、注意しないと、せっかくのアクセス者を逃してしまうおそれもあります。意外と気づきにくい点なのですが、リピーターの獲得には重要なことです。
今回は、その「フレーム」の問題点について解説致します。 

フレーム使用の利点

「フレーム」は、主に次のようにして利用されます。

まず、ウインドウ内部を「メニュー側」と「本文側」の2つ(例えば左右)に分割します。そして、メニュー側には全てのページへのリンクを用意した目次ページを表示させ、「本文側」には「メニュー側」ページでクリックされたリンクに対応するページを表示します。

このような構成だと、常に目次となるページが見えているわけですから、どのページを見ているときでも、全体の構造を把握し続けることが可能になります。それによって、規模の大きなホームページでも、アクセス者を迷子にさせることなくナビゲートできるわけです。
また、いちいちブラウザの「戻る」ボタンを押さなくても、メニュー側から見たいページをクリックするだけで移動できるわけですから、手軽にホームページ内を渡り歩けることにもなります。

このように、フレーム機能はアクセス者に便利なナビゲーションを提供してくれます。しかし、それは「うまく使えば」の話であって、せっかくのアクセス者を逃してしまう危険性もあります。そして、実際にアクセス者を逃してしまう構造になってしまっているサイトも多く見られます。

フレーム使用の問題点とは? 次のページで! →

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