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更新日:2005年05月21日

島根の自家焙煎珈琲店 サルビア珈琲

島根の有名珈琲店をご紹介。オーナーは二人の息子さんを日本バリスタチャンピオンに導いた門脇美己さん。穏やかな口ぶりに一杯への情熱を秘めた門脇さんのお話をお届けします。


1967年オープン。全国の珈琲店を飲み歩いて

安来(やすぎ)のこじんまりした駅前から国道沿いに西へ歩くこと5分、山陰合同銀行の店舗が建つ交差点を左折した静かな路地に、サルビア珈琲が店を構えています。

オーナーの門脇美己さんが夫人の由紀子さんと二人でサルビア珈琲をオープンしたのは1967年。
「サルビアの由来? 当時の喫茶店はカトレアやサルビアなど、花の名前をつけるのがポピュラーだったんですよ」

85年から自家焙煎を始め、カフェ・バッハの田口氏が開催する自家焙煎セミナーの第一回の講座から参加したり、北海道から沖縄まで名店と呼ばれる珈琲店を飲み歩き、自分の舌で味を確認したりしながら、独学で焙煎技術に磨きをかけてきました。

現在では売り上げの8割がコーヒー豆の販売。豆を購入しに訪れたお客さまがついでにカウンターに座って飲んでいく、そんなスタイルの利用が主流です。

かろやかで上品、サルビアブレンド

お客さまの嗜好は人それぞれ。濃厚でクセのある味を好む人もいれば、優しくマイルドな味を好む人もいます。

多様な好みに対応できるよう、サルビア珈琲ではブレンドコーヒーもストレートコーヒーも、浅煎りから深煎りまで豊富なバリエーションを展開しています。

「若い人は強くてしっかりした味が好きだと思いますが、私個人は誰にでも飲みやすい、優しくて素直な味が好きですね」
と、穏やかな口調の門脇さん。

その個性が最もよく表現されているのがサルビアブレンド。柔らかで透明感が際だち、雑味やえぐみが全く感じられません。かろやかで、このうえなく上品な一杯。

たしかにこれなら、「コーヒーって焦げくさくて苦いでしょう? それがどうも苦手で…」という人にも、飲み慣れた人にも満足していただけそうです。
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この記事の担当ガイド

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川口 葉子

ライター、喫茶写真家。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。著書に『東京カフェを旅する』(平凡社)、…

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