ソフトドリンク

更新日:2002年12月12日

今年の缶茶飲料新製品とCM出演タレントの宣伝効果は? 2002年・缶入り茶飲料レビュー

これといった大ヒット商品が出なかった今年の清涼飲料業界。となると注目してしまうのがCM出演タレントではないでしょうか。今年の缶茶新製品とCM出演タレントを振り返ってみたいと思います。

●混合茶


十六茶(アサヒ飲料)
藤原紀香



爽健美茶(コカ・コーラ)
Dreams Come True、伊達公子ほか



これは見事に爽健美茶の圧勝でした。ペットボトルのリサイクル工場に勤務している知人もラインに流れてくるのは爽健美茶ばかりだと申しておりました。コカ・コーラの販売力は推して知るべしですが、宣伝についても『美』を全面に押し出したコカ・コーラの勝利と言えましょう。十六茶のほうが歴史が古いのですが、藤原紀香さんをCMタレントに起用したのが失敗ではないでしょうか。彼女は宝酒造の缶チューハイのタレントイメージが強かったというのも理由でしょう。また、中国緑茶の米倉涼子さんもそうですが、『活発なイメージの女性は茶飲料のCMキャラクターには合わない』という仮説が成り立つのではないかと思います。確かに十六茶のCMキャラクターが稲森いずみさんだった頃はみんなで十六茶を飲んでいたと記憶しています。


●番外編


日本茶玄米(キリンビバレッジ)
坂口憲二



あがり(アサヒ飲料)



これらはどちらかというとキワモノということで紹介させていただきます。『日本茶玄米』はコシヒカリの網焼き玄米を使用しています。玄米茶の米の品種まで考えたことは無かったのですが、食べるのであればコシヒカリが一番うれしいのですが、玄米茶にコシヒカリってアリなのでしょうか。もっと香ばしい米があるような気がしますけど。CMに出ていたガキ大将風の坂口憲二さんはピッタリでしたね。

次に『あがり』です。これは寿司屋の湯飲みみたいな缶を採用しています。寿司屋の魚へんの漢字がいっぱい書いてある湯飲みは誰もが知っていますが、これを缶にしてしまうというのは思いつきませんでした。缶コーヒーには『樽缶』という缶は何種類か出ておりますが、湯飲み缶は初めてです。でも、他社はこの缶を使いにくいんでしょうね。二番煎じだと思われてしまうでしょうから。

* * *

ということで、今年の缶茶飲料新製品をレビューしてみましたが、いかがだったでしょうか。来年は今年みたいにCMタレントで勝負するのではなく、中身で勝負するソフトドリンクがたくさん登場してほしいと思います。
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この記事の担当ガイド

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久須美 雅士

約16,000本のジュース缶を所蔵する清涼飲料史研究家。メディアでも活動中。

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