ひっぱりうどん(引きずりうどん)乾麺を美味しく食べようこれは大変おいしいうどんの食べ方だ!!山形県では一般的な食べ方のようだがちょっと珍しい食べ方だと思う。材料は主に乾麺のうどんと鯖水煮缶詰。これがキーアイテム。冬の夜炬燵にガスコンロをセットしてうどんを茹でながら食べるライブ感あふれる映像が見えるようなそんなメニューだ。保存のきく乾麺のうどんと保存のきく鯖の缶詰、保存のきく納豆の組合せ。厳しい冬の山形の自然から発明された独自の食べ方と思われる。冬の厳しい気候に耐える大変バランスのとれた栄養食はまさに生活の知恵と呼べるだろう。メニューの名前は『ひっぱりうどん』または『引きずりうどん』と呼ばれるようだ。地元山形ではひっぱりうどん専用の乾麺も売られているようだが、うどんは特に山形産にこだわる必要はなさそうだ。さてどんな風に食べるのか。【ひっぱりうどんの材料】 4人前うどん乾麺 300g 2袋鯖水煮缶 2個納豆 2パック (納豆が苦手な人は入れなくても良い)花鰹 適量刻み海苔 適量長ネギ 適量生玉子(お好みオプション) 2個 (1/2個 一人分)めんつゆ、または生醤油 適量用意するものは少し大きめの鍋にお湯をたっぷりと沸かす。お湯の量は乾麺の茹で方の指示に従う。1束300gなら2リットルは欲しいところ。食卓に卓上コンロを用意して鍋をセット。お湯が沸いたらうどんを入れる。茹で時間は指示に従う。汁の準備うどんが茹で上がるまでに汁を準備。鯖缶は大きさにもよるが1缶を2人で分けてちょうど良いか。納豆も1つを2人で分けて丁度良い分量となる。好みで生卵を加えても良い。材料を丼に分け入れる。ひっぱりうどんの汁を準備する花鰹、納豆、刻み海苔、長ネギを入れる。よくかき混ぜて適量の麺つゆか生醤油をあわせておく。うどんが茹で上がったら鍋から丼にうどんを引きずるように入れる。汁が濃いようだったら茹で湯を少し加えて味を調える。引っ張りうどんのうどんの取り方うどんは鍋の縁を使って丼に引き込む。熱々のうどんと納豆と醤油の香りが、そして少しも生臭くない鯖の旨みでうどんはズルズルと喉を超えていく。うどんと鯖缶・納豆等のメインの材料はできれば予備も用意しておくと良い。材料が足らなくなるほどの引っ張りだこ間違いなし。いくらでも食べられてしまう。茹で湯が減ったら補充する。五島うどんの地獄炊きにも通じる乾麺の美味しい食べ方である。ちなみに半生うどん、生うどん、素麺、冷麦で作っても美味しい。また缶詰はツナ缶や鮭缶でも十分に美味しい。いろいろ試してみるのも良いかもしれない。※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。