ひとりでできるもん
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| 『アンチャーテッド』は充実したシングルプレイ、豊富なマルチプレイをもつ名作である。 |
どれもみなシングルプレイのゲームなのだ。
Wiiの『Wii Sports』、DSの『ドラゴンクエスト9』、PSPの『モンスターハンターポータブル（MHP）』シリーズ、Xbox360の『ギアーズ・オブ・ウォー』シリーズなどはどれも複数人プレイが魅力のある作りになっており、mixiの『サンシャイン牧場』などのソーシャルアプリも、友人とプレイするのが前提のゲームデザインとなっている。
中にはPS3の『アンチャーテッド』シリーズや『メタルギアソリッド4』のように、シングルプレイとマルチプレイの両方を併せ持ったタイトルももちろんある。だがそれらのヒットの要因はシングルプレイ部分にあるように思われる。
現在のゲーム業界において、PS3だけちょっと世界の潮流に乗っていないイメージが有るのである。
以前に記事で「どこで、誰と、どんなゲームで遊ぶのかと言うコンセプトデザインの弱いゲームが多い」と表現したことがある。
■関連ガイド記事：2010年のゲーム市場はこうなる！？
例えば「リビングで、友達と、対戦する『Wii Sports』」であったり
「リビングで、ネット越しの友人と、協力・対戦する『ギアーズ・オブ・ウォー』」であったり
「気の向いた場所で、友人と、協力する『MHP』」であったり、
「気の向いた場所で、友人と、作物を育てる『サンシャイン牧場』」であったりするわけだ。
思うにヒットするゲームは、まずこのコンセプトデザインがしっかりしていることが多い。
PS3だとどうだろう？
「リビングで、一人、映画のような体験をする『○○』」…多くのゲームがこうなるのではないだろうか。
PS3は、ここにちょっと弱さがある。
シングルプレイのゲームも確かにファンが多く、魅力的な体験が出来るものが多い。だがシングルプレイのゲームは広がりに欠ける点があるのである。
