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PS3が「任天堂のいないWii」になる日(2ページ目)

PS3用周辺機器として発表されたPlayStation Move。これは、モーションコントローラを握ってスポーツなどを楽しむことができるもの。PS3はこれでWiiのお株を奪うことができるのでしょうか?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

Wiiの4年遅れで出す狙いは?

左手用のサブコントローラも発売される。コードで接続する必要がないので、ヌンチャクっぽくはない。かも知れない。
PS Moveが発売される今年の秋は、Wiiが斬新なコントローラーで華々しくデビューして4年。
Wiiの対抗で出すタイミングとしてはかなり遅いようにも感じるが、それでも大々的に発表する狙いは何なのだろうか?

まずはメーカーに対するアピールである。
今回36社ものメーカーが参入すると発表された。
従来ではWiiのみであったモーションコントローラ向けのゲームタイトルだが、PS Move発売後はPS3も選ばれることになる。これは大きい。

そしてWiiに対する牽制の意味もある。
ことあるごとにHD対応Wiiの存在が噂されるように、Wiiの表示性能では物足りないという声は根強い。
そして「モーションコントローラならWii」という牙城を少しでも崩せればその意義はあると言える。

また、こちらも2010年内の発売と言われているXbox360の新周辺機器、Natalへの牽制の意味もあるだろう。
Natalはカメラと画像処理プロセッサーによる新しい入力デバイスで、ユーザーはコントローラーを持つことなく、体の動き、仕草のみでゲームをコントロールすることが出来る。
SCEも同様の操作方法を実現する研究は続けており、Natal発売後に予想されるジェスチャーによるゲームプレイも、PS Eyeで対応される可能性がある。

Project Natalプレスリリース

言い方を変えれば、SCEはコントローラを手にしない操作方法を研究し続けていたのに断念し、モーションコントローラを採用したわけだ。
それほどハードルが高い操作方法をXbox360で「魔法のように」成功させない限り、PS Eyeに対する優位性は持ち得ないと言える。

SCEはPS MoveとPS Eyeで、任天堂とマイクロソフト、両者を一度に牽制する手を選んだのである。

さて、抜け目のないSCEの戦略、勝算はあるのだろうか?
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