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PS3の進化を辿ってみた。(2ページ目)

発売後から脅威の進化を遂げたPS3。そのアップデートの歴史を辿ってみよう!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

伝家の宝刀、アップコンバート

「今もっているディスクが高画質・高音質化」というのは面白いし、嬉しいもの。

2007年5月24日 Ver 1.80
 ゲーム、DVDのアップコンバート出力
 DLNAクライアント機能
 インターネット経由でのリモートプレイ
 CDアップコンバート機能の搭載

このアップデートでPS3は劇的に生まれ変わった。
アップコンバートは特筆ものの効果で、見慣れたDVDなどがHDテレビで見違えるような高画質で視聴できるのは、ゲーム機としては贅沢な機能といえるだろう。
その他アンプが対応していればCDを高音質にして聴くことも可能。
また、DLNA対応によってPCやNASなどに保存したデータをPS3で再生することが可能になり、リビングでの家電的利用価値が飛躍的に高まった。
PSPのインターネット経由でのリモートプレイにも対応したが、あらかじめPS3を起動しておく必要があり、実用的ではなかった。

■関連ガイド記事:子供からゲーム機を奪い返せ!

2007年11月8日 Ver 2.00
 PSPからのリモート起動に対応
 XMBのカスタマイズが可能に
 振動機能に対応

リモート起動に対応したことにより、外出先からPS3のデータを再生することなどが可能になり、リモートプレイの利用価値がぐっと高まったと言える。
ちょっと空いた時間にPSPからPS3を起動し、ちょっと映像を再生、そしてPSPからPS3の電源を落とす…といったことが可能になった。
振動機能は、同日に発売された振動対応コントローラ『DualShock3』のための対応だ。
だが同じくこの日に発売された新型PS3に付属するコントローラは振動機能がついていない。また、PS2の後方互換も廃止されたため、せっかくの「PS2のソフトが高画質に遊べる」という機能の恩恵を受けることができなくなった。

■関連ガイド記事:PS3ついに値下げ!に三つの「?」

2007年12月18日 Ver 2.10
 DivX、VC-1の再生に対応

ユーザーによっては非常に重宝する機能だ。
特にDLNAクライアント機能、リモートプレイなどと組み合わせると「NASに保存したDivXのムービーを、PSPから視聴する」などといった使い方まで出来てしまう。

■関連ガイド記事:PS3を使ってリビングが極楽AV空間に!

2008年3月25日 Ver 2.20
 BD-Live機能が追加

Blue-rayDiscの新しい規格にいち早く対応したのも大きな特徴だ。
日本では6月25日発売の『メン・イン・ブラック』が第一作の対応ソフトとなる。

メン・イン・ブラック | ソニー・ピクチャーズ - DVD & ビデオ

買っとけ! Blu-ray

2008年4月15日 Ver 2.30
 PLASTATION Storeリニューアル
 BDのDTS-HD Master AudioおよびDTS-HD High Resolution Audioに対応。

PLASTATION Storeは非常に使いやすくなり、決済も手軽になった。
手軽すぎて「買いすぎに注意」と自分を戒める必要があるほど。
BDの音声出力に関しても次々に対応するため、今後BDの規格が進化してもある程度は安心かもしれない。


およそ1年と半年の間のアップデートを振り返ってみたが、その進化ぶりがわかっていただけただろうか。
さらに今後「トロフィー」や「ゲーム内XMB」に対応するとのことだが、アップデートに関する期待はまだまだ多い。
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