卓球関連情報

更新日:2005年06月12日

新潟発ビジョン・トレーニング 卓球に役立てたい眼球運動(4)

編集部 All About 写真

視覚行動研究所代表の野澤康さんが目標とするものは、目のトレーニングだけではないという。また、検査を受けた河村選手の結果はいかに……。連載「卓球に役立てたい眼球運動」の最終回。

河村選手の検査結果は……

ところで、河村茉依選手の検査結果である。
野澤さんはこう宣告した。

「うーん、この結果だけ見たら、河村さんの目の能力はいいとは言えないですね。速い動きがあまりできないし、奥行きをともなう見方もできないし。バランスも極端。右目と左目を使う割合が8・5対1・5ぐらい」

ブロックストリング
ブロックストリングの検査を受ける河村選手
たとえば、眼球運動のトレーニング方法のひとつに「ブロックストリング」というものがある。
写真のように、ヒモに通した距離の違うビーズを、それぞれ5秒間ずつ見つめるだけの簡単な方法だ。
ヒモの向きを上下左右に動かして見える角度を変えながら、「両目を寄せる」「両目を近くから遠くに向ける」「素早くピントを合わせる」などの眼球運動を行なう。
そのときのビーズの見えかたによって、両目の動きが正常か否かを自己診断したり、弱い部分を鍛えたりできる。

河村選手の場合、ヒモが正面から右目の側に向いているときは、支障なく眼球運度ができる。
ところが、ヒモの向きを左目の側に寄せると、ものの3秒もしないうちに左目のまぶたがピクピクしてくる。
左の黒目が外側に寄らず、「中央部」に戻っていこうとするのだ。
左目の眼球運動がスムーズでないことがはっきりとした。

竹内さんの「テスト」でも……

竹内さんは、やっぱり、という表情になる。
そして、「河村、ジャグリングできないだろ」と言って、ピンポン球を3個渡す。
受け取った河村選手は、いわゆる「お手玉」の要領でやってみる。
が、全然つかめず、「できないですね」とため息をつく。
竹内さんによれば、ジャグリングは周辺視の能力だという。
手の感覚も必要だが、何よりも3個のボールを取り込む視力が必要なのだという。

紙コップボール受け
竹内さんが投げるボールを紙コップで受ける河村選手
次いで竹内さんは、河村選手に紙コップを2つ渡した。
そして少し離れて正面に立ち、ピンポン球を左右に投げる。
投げるというより、アンダースローで山なりのボールをほおる。
河村選手は、自分の右側に来たボールは右手の紙コップで、左側に来たボールは左手の紙コップで受けるというものだ。

河村選手が構える。竹内さんがほおる。
右側に投げられたボールは、問題なく紙コップに納まる。
左側に投げられたボールは……なかなか入らない。それどころか、最初のうちはかすりもしない。
はたから見ていると、演技でもしているんじゃないかと思えるほど対照的で、おかしいぐらいだ。

一緒に見ていた野澤さんがつぶやく。
「左目から映像が消えちゃうんですね」

(執筆者:壁谷 卓)

1 2 3
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

この記事の担当ガイド

写真

編集部 All About

住まいには、人の個性がよく現れるもの。同じ空間をどのように使うかで、雰囲気も、快適さも大きく変わってくる。ここでは、「建築家と家を建てる」ガイド の川畑博哉氏が厳選した10軒を紹介し、建築家それぞれのこだわりのポイントを紹介しよう。建築のプロたちが考え出した、マネしたくなるアイデアが満載! さぁ、いますぐチェック!

趣味関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【エンタメメルマガ】「わかりやすい趣味の手順」「気になるエンタメ情報」「スポーツの裏側」など、ガイドがわかりやすく情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About ウェブマガジン

女性向け

雨が楽しくなる!レイングッズ15

男性向け

マネしたくなるアイデア住宅

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?