ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

基礎シリーズ第2弾 ボール選びの基礎知識

先日アップした「ウエッジの基礎知識」に続き、今回はボールについての基礎知識をお送りします。ボールはディンプルが命!?

執筆者:人見 和彦

まずはゴルフボールの規格について少しご説明しましょう!

<重さ>ボールの重さが増すと慣性がつき、風の影響などを受けにくくなるためよく飛びます。ボールの重さは45.93グラム(1.62オンス)以下とされています。

<サイズ>直径が小さいほど空気抵抗が少なくなり風の影響を受けにくくなります。ボールの直径は42.67ミリ(1.68インチ)以上と決められています。

<初速制限規制>無制限に飛距離が伸びるのを防ぐ為、初速度にも制限がもうけられています。

<トータル飛距離規制>定められた条件で打った時のキャリーとランを含めたトータル飛距離についても制限されています。

<対称性>ディンプルに細工して球筋などを故意に操る事などを防ぐ為、打撃位置の違いで飛び方の差が一定範囲内に決められています。

以上のゴルフボール公認球の規格があり、イギリスゴルフ協会(R&A)、アメリカゴルフ協会(USGA)、日本ゴルフ協会(JGA)では一定の規格を設けています。(上記の数値はR&Aの承認する装置で測定した値)



次にボールの性能面に大きく影響すると言われている<ディンプル>について・・・

空中に打ち出されたボールは飛ぶ方向とは逆方向に回転(バックスピン)しながら飛んでいきます。この回転とディンプルの働きによって弾道が決まってきます。



それらは、ディンプルの深さや直径などの形と数、そして並び方によって決まります。一般的にディンプルが大きく、深く、数が多いほど弾道は低くなる傾向にあります。

ツルツルよりキズついたボールの方が飛ぶことで発見されたディンプル。実際、ディンプルがないボールはあるものより半分も飛びません。ディンプルはボール表面に均一で対称的に配置されることが必要ですが、成型時に継ぎ目ができてしまいます。タイトリストのPRO V-1はこの継ぎ目をインパクトで打つと飛ぶ!なんて言われていました。最近はこの継ぎ目がないシームレス構造のボールも登場しています。



ボール選びの基礎知識としては、他に<コンプレッション>も関係してきますが、最近はあまり重要視されていません。
「レディースボールをハードヒッターが打つと少し飛距離が伸びる」などと話題にもなりましたし、ヘッドスピードの早いゴルファーでも好んで柔らかいボールを使う方もいらっしゃいます。飛距離重視なのか、アプローチやパッティングなどのタッチを優先するのかでもかなり違ってくると思います。

ボールの飛びを決めるのは<初速><打ち出し角><スピン>の3要素といわれています。その3要素さえ技術・道具などで大きく変わるモノだと思います。

たくさんボールを試してご自分に合ったボールを探してください。

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