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沁みる名曲と、素晴らしい新作~松任谷由実(3ページ目)

1980年代後半から1990年代半ばまでCDのセールス競争のトップに君臨し、「女王」とか「時代と寝た女」等と呼ばれていた松任谷由実。彼女の「胸に沁みる」名曲と、素晴らしい仕上がりの新作をご紹介します。

執筆者:常木 晴亮

一番美しい夏に…『A GIRL IN SUMMER』

A GIRL IN SUMMER
松任谷由実 『A GIRL IN SUMMER』
Album Versionとして収録されている2曲にも注目したい。大抵の場合、エコー感をちょっと変えた程度でお茶を濁すところですが本作では、歌は録り直すわ歌詞は書き直すわの手が加えられている。
"「海」をテーマにした12の短編小説集"であるこのアルバム、まずはまるでサーフィン映画のエンディング・ロールのようなジャケット写真が素晴らしい。季節はちょうど今頃なのではないでしょうか、こんな海を目の当たりにしたらそれだけで泣いてしまいそうです。

タイアップ曲の多さ等、データ上はいつものユーミンのアルバムのように見えてしまうかも知れませんが、本作は何というか気概のようなものが違うように感じます。

デビューから35年を迎えそのソングライティング・テクニックが匠の領域に入ったユーミンと、公私共のパートナーであるプロデューサー松任谷正隆が生み出した本作は、ベスト・アルバム発売後、ミニアルバムセルフカヴァー集等を経てシフトチェンジ完了、次のステージへの突入を感じさせてくれる作品です。

サザン(オールスターズ)の曲の多くがそうであるように、ユーミンの楽曲も「思い出の記憶装置」たりえるものが数多くあります。この記事を読んでくださっているあなたにも、思い当たる1曲があるのではないでしょうか?

そして『A GIRL IN SUMMER』。現在20~30代の方がこの夏をこのアルバムと共に過ごせば、10年後のプレイバックで現在に戻る事が出来るでしょうし、現在40~50代の方がこのアルバムを聴けば、その人の一番美しかった夏にワープ出来るでしょう。そんなアルバムなのです、本当に。


【All About内関連リンク/記事】【関連リンク】
  • YUMING SOUND LIBRARY
    東芝EMIによるオフィシャル・サイト。充実した内容の『A GIRL IN SUMMER』スペシャル・ページは必見です。
  • 荒井由美 『Yumi Arai 1972-1976』
    荒井由美時代の音源を集めた「全部入り」BOX。記事はコチラです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
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