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子育てのイライラを解消する三大原則(2ページ目)

日々の子育てはなににも代え難いものがあります。とはいうものの、パートナーの協力が得られない、姑との価値観が違う、子どもがいうことをきかないなどなど、さまざまなストレスがあるものです。

執筆者:谷口 賢晋

行動には必ずメリットがある

すぐには見つからないこともあるでしょうが、人間の行動には必ずメリットがあるといわれています。あるいは、見方を変えることでよい面が見えてくることがあります。返事をしないメリットには、「親の注意を引きつけられる」「返事をしないことで自己主張ができる」など、子どもながらにメリットがあって行動しています。あるいは、テレビゲームばかりするというのは、熱中して継続する根気が子どもにあることがわかります。

飽きっぽい子どもは、たとえテレビゲームであってもすぐにやめてしまうものです。最初は難しいかもしれませんが、よい面を見つける練習をしているうちに、自然にイライラしなくなってきます。イライラしなくなると、問題の解決が自然と早くなるという好循環が起こります。

自分だけだと思わない

最後に、「自分だけだと思わない」ことが重要です。自分だけが子育てをうまくできていないと思ったり、自分だけが子どもに暴力をふるいそうになると思ったりして、自分自身を責める親が少なくありません。この「自分だけ」という心の葛藤が起こってしまうと、虐待傾向が強くなってしまいます。人間ですから、子どもの行動にイライラしたり、怒ったり、気分を害したりすることは当然あります。そんなときに、自分はダメな親だと思わないことです。「イライラしてしまう日もある」と受け流すようにしましょう。

虐待してしまう親というのは、私の見てきた例でいうと、まじめで努力家な親がとても多いといえます。「どうしてダメなんだろう……」「もっとよくしないと……」と日々自分自身を責めると、いつの間にかまわりを傷つけているというケースです。マイナスの感情が起こるのはときに当然のことですので、そのことで自分を責める必要はまったくありません。

気づいたときに1つでも実践してください

「パートナーと本音で話し合う」「子どもの成長に目を向ける」「自分だけだと思わない」という三大原則。どれもシンプルですが、実行するのは簡単ではない部分もあります。完ぺきにやろうとせず、気がついたときにどれか1つでも実践してみると子育てのストレスも半減すると思います。ぜひ、実践してみてください。



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<関連リンク>
子どもに悪影響を与える親の悪習慣って何?(All About幼児教育)
幸せな育児って、なんだっけ?(All About共働きの出産・子育て)
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