共働きの育児・子育て

更新日:2006年08月31日

幸せな育児って、なんだっけ?

多忙なワーキングマザーは「時間を効率良く使うこと」が求められます。みなさんは、自分のゆとり時間をどのように、捻出していますか?こころにゆとり、ありますか?

ワーキングマザーのゆとりを売る賢い時間術

みなさんは、自分のゆとり時間をどのように、捻出していますか?
多忙なワーキングマザーは「時間を効率良く使うこと」が求められます。しかし本当の充実感は、分刻みのスケジュールをこなすことではなく、心のゆとりと家族の笑顔。家族が一番見たいものは、ママの笑顔。みなさんは、自分のゆとり時間をどのように、捻出していますか?


家事代行サービスで「ガス抜き」気分満喫!

家事負担の軽減に、家電の駆使も成熟してきた昨今。エアコン、換気扇のクリーニング、食材の宅配利用のほか、最近では新・三種の神器家電ベスト1の、食器洗い乾燥機が手放せないというママも多いことでしょう。これらは家事の時間短縮に非常に役立っていますが、得られるのは時間だけでなく、心のゆとりも。

夫、両親、周囲のサポートをうまく得て、仕事、育児、家事に加えて自分の趣味をもって自分の時間を充実させているスーパーワーキングマザーをたくさん知っていますが、ある女性は月2回の家事代行サービスを利用してとてもリフレッシュしています。家事代行はハウスクリーニングと違って日常の掃除や洗濯など、お料理以外の家事を行うサービス業。家事代行と言葉は軽くても、年末の大掃除後並に部屋がピカピカになるので、月に1回来てくれるだけでも家の中は片付き続けます。本当に気持ちよくてイライラすることが減ったとか。彼女の場合料金は1回14,000円のサービスを利用していて、以下のように語っています。

「月28,000円ですが、1日1,000円できれいな我が家と、私以外がこなしても変わらない家事を担当してもらえることでストレスが大幅に軽減されています。掃除や洗濯、換気扇磨きやワックスがけなど、一ヶ月を通して大掃除2回で、かなり家庭内の美しさは続きます。怪獣のような3歳児と1歳児がいても、保育園に行っている間に片付くのも魅力。心のゆとりに1日1,000円払うことは、今の子育て多忙期は精神衛生上もかかせません」

なお、料金設定は業者によって様々です。NPO法人 日本ハウスクリーニング協会では、子育て支援事業の目的として、子を持つ親の家事労働負担を軽減できるように、対象者に家事代行サービスの割引ができる子育て支援割引券を発行しています。小さな子どもを育てる時期こそ、家事の一部を助けてもらって。かなり心が救われます。ぜひ、一度、試してみてください。「もしもの時は助けをもとめよう」という、確かな業者さんを知っておくだけでも精神消耗が和らぐはず。

時間と充実が手に入る?「認定こども園」が10月スタート

保育園情報にはいつもアンテナをはっている働くパパとママには朗報の「認定こども園」事業のスタートです。認定こども園とは、保育園の保育時間の長さと同じレベルでも、幼稚園の放課後の体操・水泳教室絵画教室などのように、お稽古ごともできる施設。時間は保育園が魅力的、カリキュラムは幼稚園が魅力的というパパママは、ぜひ、近くの認定こども園を見学してみてください。

共働き世帯が増え、保育園の待機児童が多くなり、現在希望の園に預けるのは一苦労です。「認定こども園」開園に賛否両論ありますが、預ける親の立場からすれば、選択の幅が広がり、幼保一体型を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。これで安心して子どもを産める、もう一人産めると思える人が増えるといいですね。保育施設選びも、心のゆとりにつながり、ハッピーがふえるライフスキルですね。

フランス女性に学ぶこころのゆとり術!?

今、新聞や雑誌に取りあげられ紹介されている「パリの女は産んでいる」(中島さおり著 ポプラ社)。とてもいい本です。少子化に悩む先進国のなかで、唯一、出生率が上昇しているフランス。新生児の45%が婚外子、事実婚が多数を占め、子どもを産んでも働くのがあたりまえ、結婚してからも恋愛関係を重んじる国で、どうして出生率はあがっているのでしょうか?フランスに長く暮らし、フランス人の夫と、2人の子どもを育てている著者が、女性と子どもをめぐるフランスの社会システムを紹介しています。

目からうろこの内容が満載の本ですが、フランスのワーキングマザーは日本では考えられないほど、自由な生き方をしていることがよくわかります。子どもを産んでも仕事を続けるのは社会的に当然、母親になっても男性にとって魅力的な性的パートナーであるのが当然、ママたちを支える、託児、育休、ワーキングシェア、専業主婦手当てなどの充実した行政支援システムには脱帽です。フランスでは、0歳と2歳を育てていたら、年間70万円もの育児支援金が出るそう。子どもが20歳になる直前でも、年間22万円程度、育児手当が出るそうですから、本当に国をもって子育て支援しているのがわかります。婚外子やシングルマザーへの偏見のなさ、子どもより親が優先という伝統などさまざまな文化のなせるわざですが、著者はこう書いています。

「子どもを産み育てるなどということは、世界中の女性がしているが、国が違うと常識が微妙に違う。自分の密かな願望が、他国では常識だったという場合もある。自分の国ではマイノリティで肩身が狭くても、別の国では同じ境遇の女性が何はばかることなく大手を振って歩いていることもある。そういう事実に触れると自分を居心地悪くさせている『現実』も、やがては変わる、変えられるものだと思えてきてなんとなく心も軽くなるだろう」(『パリの女は産んでいる—“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由』より)

幸せな育児ってどんなのだっけ?なんのために働いているのだっけ?当然って?制度って?そんな素朴な疑問をバシバシと切り捨てるように、必要なものをどんどん作り上げている国、フランス。クリエイティブでステキですね。視野を広げてみることはとても有意義なことです。日本のワーキングマザーは毎日が息つく間もないほど忙しいのに、子どもに対して罪悪感を抱いていたりと心のゆとりを持ちにくい環境にあるといえるかもしれません。

「働いても働いても豊かになれない層」がワーキングプアといわれ始めていますが、日本の働く子育てカップルが、働けば働くほど、育児がつらくないようにするために、必要なものは必要、欲しい!と声をあげていくしかありませんね。小さな一歩からこつこつ動き、ゆとりを作りながら、ワークライフバランスを整えていきましょう。



<関連リンク>
育児サポート(幼稚園など)
女性のための家事・育児サポート
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大葉 ナナコ

趣味は出産、特技は安産。バースコーディネーターとして、プレママ・ママのメンタルサポートやライフスキル…

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