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秋冬のせき……かぜ?肺炎?ぜんそく?アレルギー? お子さんのその咳、大丈夫?(3ページ目)

秋が深まっていきますね。気温が下がるに従って子どものせきが心配に。せきが軽いからと放置したがために、大変なことになることがあるのです。子どものせきの原因と予防策を考えてみました。

河崎 環

執筆者:河崎 環

子育てガイド

ぜんそくは難物だ

カワサキがまだ初心者ママだった頃、お友達の小さいお子さんが、ただのかぜだと思っていたらあまりにも長引き、受診したら「ぜんそく気味です」と言われた、という方が多かったので、ショックを受けたことがありました。

ぜんそくとは、要は気管支のけいれんで、かぜやインフルエンザでももちろんこのけいれんによるせきは起こるのですが、ぜんそくの場合はアレルゲンによって引き起こされるというのが難物です。

ぜんそくの誘発因子(アレルゲン)
・動物のフケ
・ほこり
・カビ
・大気汚染物質(煤塵など)
・ウール製品

など、皮膚に現れるアレルギーと同じようなアレルゲンであることが多いようです。

また、タバコは百害あって一利なし!両親の一人または二人ともが喫煙をする家庭では、二人ともが喫煙をしない家庭に比べて、格段に子供がかぜやインフルエンザにかかりやすく、また重症になりやすいという調査結果が出ているのです。

これは、タバコの煙を二次的に吸うと、子どもは刺激性のせきを起こすだけでなく、煙に刺激された子どもののどと呼吸器は感染を起こしやすくなるからだそうです。


予防は必須!まずは室内から

これからの秋冬、お子さんがかぜやインフルエンザ、ぜんそくを悪化させないためには、まずは室内の空気を正常に保つことが大切です。

先ほどのタバコの煙はもちろん、動物のフケ(毛)、ハウスダスト、カビを除去し、かつ屋外から持ち込んでしまった雑菌やウイルスを殺菌してくれるような空気清浄機があればが安心ですよね。

また、のどはとかく乾燥させないことが、かぜやインフルエンザを遠ざける最も効果的な方法。赤ちゃんや小さいお子さんが一日の中で最も長く時間を過ごすリビングルームと、寝室の二部屋くらいには加湿器を置いておくと、二重の安心です。

たかがせき、されどせき。普段の予防から、お子さんの健康を守ってあげたいものですね。



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