ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

アレッシィらしさあふれるデザインのペン(2ページ目)

イタリアのキッチンウエアブランド「アレッシィ」が2006年から三菱鉛筆とコラボレーションをしてペンを発表しています。このほど、その新作が登場しました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

筆記時にもデザインの美しさが保たれている

アレッシィペンズ アルド・ロッシモデル 三菱鉛筆
上/美しいストレートラインボディ 下/尻軸にキャップがピタリと収まって美しいフラットラインになる。ほぼ左右対称のバランスが良いデザイン
このペン、一見しただけでは、どうやってペン先を出すのか悩んでしまうスタイルをしている。これは油性ボールペンだが、キャップ式にも見えるし、ペン先側には意味ありげな段差があり、見ようによってはツイストしてここからペンが繰り出しそうな雰囲気もある。

アレッシィペンズ アルド・ロッシモデル 三菱鉛筆
左上/フラットに仕上げられたつなぎ目部分 右上/尻軸の先端からは何かが飛び出して来そうな雰囲気もある 下/キャップ式になっていた。キャップを真っ直ぐに引っ張ると外れる嵌合式


アレッシィペンズ アルド・ロッシモデル 三菱鉛筆
尻軸にある段差のすき間には平バネが仕込まれていて、それによって差し込んだキャップがしっかりと固定される
実は、これはキャップ式になっている。クリップの付いている部分を引っ張ると、中からペン先が現れる。

キャップをはずしたままでも筆記はできるが、このペンはキャップを尻軸にセットしてこそ、その美しさが表現される。尻軸には、先ほども触れた意味深な段差がある。ここにキャップがうまい具合に差し込めるようになっている。カチッというまで差し込んでいけば、キャップと尻軸は渾然一体となる。ペン先収納時そして筆記時においても完全なフラットボディになるよう設計されているのだ。

今回のペンには、パワータンクのメタル製リフィル(SJP-7)が組み合わされている。パワータンクと言えば、重力に頼らず圧縮ガスでインクを送り出すタフな仕様であり、軽いタッチでスムーズな書き心地にでも定評があるリフィルだ。今回のメタルボディとの相性はとてもよく、その重みを頼りにして、滑らかな筆記を楽しむことができる。個人的には、この重量感のあるボディで、あのジェットストリームで書いたら、さぞかし気分がいいのではないだろうかと思ってしまった。

アレッシィペンズ アルド・ロッシモデル 三菱鉛筆
上/太軸の「ラ・クーポラ」も同じようにキャップが尻軸にフラットに差し込める 左下/細身にしては38gとほどよい重量感になっている・低重心化が計られていて、握りやすい 右下/男性の手にしっくりと来る太軸。しかしショートサイズなので筆記時のペンの取り回しは見た目以上に快適(45g)
アレッシィというと、色鮮やかなカラーリングというイメージがあるので、今回のモノトーンはちょっと意外と思われるかも知れない。しかし、そもそもアレッシィは金属製品の工房として創業したという歴史がある。こうしたメタル感あふれるデザインもある意味アレッシィらしいデザインとも言える。


【関連リンク】
三菱鉛筆 アレッシィ ペン オフィシャルサイト

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