ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

ドイツで買ってきた日本未上陸のペン(2ページ目)

日本の文具店では、たくさんの輸入文具が並んでいます。しかし、それらはごく一部。世界中には、日本に紹介されていない文具がまだまだ沢山あります。今回はドイツで見つけてきたペンをご紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ユニークな機構をシンプルに実現 「ONLINE FLIP」

ドイツのペンブランド、ONLINE。万年筆のカートリッジインクが使えるローラーボールペンなど一部のペンが、伊東屋でも販売されているので、名前はお聞きになったことがあるかも知れない。

 

ONLINE FLIP
ショートサイズボディながら独特な存在感がある

今回ドイツで買ってきたこのFLIP(フリップ)というボールペンは、とてもユニークなペンの繰り出し機構を持っている。一般にボールペンと言えば、ノックをしたり、ボディをツイストしたりするものだが、このFLIPは、全く違う仕組みだ。

 

ONLINE FLIP
ボディの表面にはラバーコーティングされているので、
小さくともしっかりと握れる

どうやるかというと、ボディの真ん中あたりに大小2つの穴がごっそりと開けられている。そこから見えているボールペンのリフィルを直接押し込むというものだ。カチッという音と共にペン先が繰り出される。収納するには、反対側の小さい穴から、同じようにリフィルを押し込んであげればいい。

 

ONLINE FLIP ONLINE FLIP
リフィルを押し込むと、
ペン先が繰り出される

サイドノック式のボールぺンは以前からあったが、これは、中のリフィルを直接押し込むのだから、かなり斬新だ。一体、中はどんな仕組みになっているか気になり、分解してみた。中からは、ごく普通のいわゆるパーカータイプのリフィルとバネが出てきた。リフィル自体には特に変わった仕組みはなさそうだ。

 

ONLINE FLIP
見せるリフィルのため、ボディと同色に塗装されている

実は、この仕組みの鍵を握っているのは、後軸の中の構造である。ちょうど階段のように段々になっており、リフィルの後ろ側のパーツがその階段をカチカチと上がったり下がったりしてるのだ。正確に言うと、ペンが収納されている状態ではボディの中でリフィルが少しばかり斜めになっていて、それを押し込むとリフィルがまっすぐになってペン先が繰り出されるという仕組みになっている。

段差だけで、繰り出されているということは、書いていてペン先が不意に引っ込んでしまわないかと心配になるが、強い筆圧で書いても、大丈夫だった。どうやら、段差の作りがきっと特殊になっているのだろう。

FLIPというネーミングのとおり、まさに指ではじいてペンを刳りだすユニークなペンだ。

 

ONLINE FLIP
ONLINE FLIP 油性ボールペン


<関連リンク>
ロットリング オフィシャルサイト
ONLINE オフィシャルサイト(英語)
ガイドリンク集 「デザインのよいペン」
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