大人の男はポケットにいつも夢を持っている

さりげなくポケットから出してプレゼントしたいモノ

喋っていて盛り上がって、「そういえば、こういうのあるんだけど知ってる？」とか言って、ポケットから取り出す小さな箱。開けると、中にはちょっと面白く遊べるものや、気の利いたモノ、カッコいいものが入っていて、一通り遊んで、相手が気に入ったようなら、「いいよ、持って行って」とプレゼント出来る、そんな小物を、常にポケットに忍ばせているのも、大人の嗜みのような気がしないでもありません（どっちなんだ）。

小さくて、軽くて、気楽にプレゼント出来るくらい安価で、自分でも持っていて楽しいもの。そういうグッズをとりあえず二つ三つ持っておくと、何となく良い事が起こるような気がします。美空ひばりさんが歌ったように、ポケットの中には夢を入れておきたいですし、ムーンライダーズの「Sweet Bitter Candy」のように、大人のポケットには甘い星くずが入っているものです。ということで、ポケットに忍ばせたい、ちょっとしたモノをいくつか、ご紹介します。

24枚のカードが無限の風景を生み出す

Margret Holler「驚異のカード合わせパノラマ！」777円（税込）

約5.5cm四方の小さな箱の中には、縦長の24枚のカードが入っています。このカードにはそれぞれ、ちょっと懐かしいような、古いヨーロッパの風景（ドイツ製のカードなので、多分、ドイツの風景なのでしょう）の断片が描かれています。このカードは、適当に何枚かピックアップして並べると、必ず、一続きの風景になるのです。

古き良きヨーロッパの風景を描いた24枚の断片

24枚全てを並べても、６枚くらい並べても、それなりに繋がった一枚のパノラマが出来上がります。パッケージに書かれている数式は、このカードで作る事が出来る風景の数を求める式で、このパッケージによると、何と、1,686,533,615,927,922,354,187,744通りのパノラマが作れるのだそうです。

適当に６枚をピックアップして並べてみた

別の６枚で作った風景

上の六枚を並べ替えて作った風景

まあ、そんな面倒なことを考えなくても、適当に並べたカードが次々に生み出すパノラマは、見ていて飽きません。どうやらパッケージの色はいくつかあるようですが、中身は一緒のようです。深夜のバーのカウンターにも、居酒屋のテーブルにも似合う、小さな不思議なカードです。いくつか持ち歩いて、気軽なプレゼントに是非。


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