男の靴・スニーカー/シューケア・手入れ

さあ、汚れた靴を洗ってみよう! 一般編(2ページ目)

前回お約束したとおり、今回のシューケア技術向上講座では、一般的な牛革の靴を「洗う」方法を伝授致します。慣れれば簡単、しかもキレイサッパリ。 まずは履き古した靴でトライしてみましょう!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

コツを覚えれば、全く簡単です!

では実際に、スムースレザーの靴を洗う手順を追ってみましょう。用具や方法自体は、別に複雑なものではありませんので、焦らず対処してください。いきなりやるのは正直勇気がいると思いますので、まずは履き古した靴でトライしてみましょう!

クリーナー使用
1:まずこのページの1:~2:のように、クリーナーで取れる汚れを予め取ってしまいましょう。サドルソープをより有効に作用させるための、一種の下ごしらえだと思ってください。


全体を湿らす
2:1:に続いて、雑巾か何かで靴全体をムラなく湿らせます。いきなり水中にジャボン! してしまうと、汚れが落ちるどころか、靴によっては水ジミが起きてしまう危険があるので、どうかここは優しく扱ってあげてください。


洗う
3:スポンジでサドルソープをよく泡立てて、靴をまるで洗車するような感覚で洗ってゆきます。汚れだけでなく、古くなった靴クリームとか、結構表面に浮き出てくるんですよ。必要ならば、アッパーだけでなく、内側やアウトソールも一緒に洗ってしまいましょう。


拭き取る
4:キッチンタオルなどで、浮き出た汚れを拭き取ります。ここでは水で洗い流すのではないことが肝心です。サドルソープには乳化性の靴クリームと似た成分が含まれているので、それを僅かに残す程度に拭き取った方が革にも有効ですし、水ジミも防げるからです。


陰干し
5:乾燥し風通しの良い屋外で、靴の内外共に十分乾くまで陰干しをします。ある程度乾燥したところで靴に合ったシューキーパーを入れておくと、靴に付いた小ジワも若干回復できます。


通常のケア
6:十分乾燥させた後でこのページの3:以降のケアを行います。残ったサドルソープの成分は、乳化性靴クリームに含まれる有機溶剤に溶けてしまうのでご安心ください。



ではサドルソープって、本来一体何なのか? は、
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