株式投資に潜むリスク

更新日:2009年11月07日

損切りラインの決め方、3つの視点

損切りをするときには必ず迷いが生じます。そんなとき、前もって「ここで切る」という意識があれば、損切りも案外スムーズにいくもの。今回は「どこで損切るのか」という基準を考えてみましょう。

「売り」と「買い」、どちらが難しい?

投資をするとき大切なことの1つが、買うタイミングと売るタイミングをはかるということです。一番いいのは、底で買って天井で売ることなのですが、これを絶妙のタイミングで寸分の狂いもなく、しかも常にできる人はいないといってもいいでしょう。だから、よく言われるのは「3で買って7で売る。頭としっぽはくれてやる!」ということなんですね。

タイミングとしては、買いと売りの2つがあるのですが、じゃどちらがより重要なのかといったら、私は売りだと思うのです。なぜかというと、買いよりも売りのほうが難しいからです。そこには、「株価がもっと上がるのではないか?」「もっと儲かるのではないか?」、含み損を抱えている場合も同じで「株価が戻ってくるのではないか?」という期待があるので、なかなかスムーズにいかないもの。

ただ、含み益がある場合、つまりここで売れば儲かるんだという場合には、気分的にもいいので「このあたりでいいかな」と思って売ることもできるのですが、含み損を抱えている場合には、そうはいきません。

そもそも、お金が減るということに関して抵抗があるので、損をすることを認めることができないという心理があります。結果何が起きるのかというと、含み損を抱えたままずっと株を保有すること。これを塩漬けというのですが、つまりは何もしないでいるということです。
 

資金効率を考えよう

でも、ここで考えることは、資金効率のことです。塩漬け状態になったままであれば、資金が動かないことになり、これはとても効率が悪いという見方もできるのです。

たとえば、50万円を投資に使って、現在5万円の含み損があるとします。仮にここで損切りをすると、資金は45万円になりますが、資金自体は自由になります。つまり次の銘柄に投資ができるというメリットが生まれるのです。

このお金を使って新しい銘柄に投資をして、45万円が50万になればトントン、さらに株価が上がって含み益が55万円になれば、塩漬けしておくよりもずっといいということになります。これが資金効率。

もちろん、塩漬けにしておくことでいずれ株価が戻り、さらに利益も出てくる可能性がないわけではありませんが、資金効率という視点でも考えていく必要があります。

とはいっても、なかなか損切りはできないもの。でも、あることをすると、比較的しやすくなります。それが損切りラインを決めること。つまり、「ここまで下がったら損切りをする」という自分なりの基準を決めればいいのです。

では、どうやって損切りラインを決めていけばいいのでしょう。方法は大きくわけて3つあります。

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川崎 さちえ

若くしてセミリタイア生活を送るガイド自身の体験から生み出した投資法を紹介します!

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