クルマの中でもiPodを聴きたい！(2ページ目)

よりいい音で楽しむならiPod対応ヘッドユニット

アルパインCDA-9857Jr（39,690円）はiPodケーブルを同梱しダイレクト接続が可能

FMトランスミッター方式はiPodの音楽を手軽にクルマで楽しむのに便利だが、音質的にはFMラジオと同等のレベルで、再生周波数帯域にも制約がある。もっといい音を望むなら、ライン接続するスタイルが望ましい。iPodは音声信号がヘッドホン端子と、Dockコネクターから出力されていて、いくつかのカーオーディオメーカーでは、Dockコネクターに接続して、カーオーディオでiPodの音を再生するためのケーブルやアダプターを発売している。

代表的な機種はアップルのサイトでも紹介されているが、iPod対応ヘッドユニットと専用アダプター、もしくは専用ケーブルを購入すれば、iPodの音楽をカーオーディオで聴くことができるほか、iPodの操作がヘッドユニット側で可能になるし、音楽を聴いている最中にiPodの充電も行うことができる。

このiPod対応が最も進んでいるのがアルパインで、CDA-9867Jrをはじめ数機種は、iPod接続用のケーブルをヘッドユニットに同梱している。他社の場合、ヘッドユニット以外に約１万円前後の専用アダプターが必要になるわけだから、アルパインのコストパフォーマンスは高い。

またカーナビのモニターでiPodビデオの映像を楽しむことができるのがクラリオン。MAX960HDもしくはMAX860HDとEA-1280A-Aを用意すれば、iPodに保存した映像をカーナビのモニターに映し出すことが可能だ。今のところ、カーオーディオメーカーのアダプターでiPodビデオに対応しているのは、クラリオンだけだ。

また、ここで紹介されていないiPod登場以前の旧いヘッドユニットでも、iPodアダプターの接続が可能な機種もある。各メーカーのサイトを探せば、対応機器が載っていたりするので、すでに市販ヘッドユニットをお持ちのかたはiPodの接続が可能かどうか、探ってみるのも手だ。

iPodの音楽がクルマで楽しめるようになれば、CDの入れ替えの手間がないし、聴きたい曲をすぐに探すこともできる。車内の音楽生活が一段と充実すること間違いなしだ。