ミラーの脱着は数分で完了、後は+/-の電源確保でOK!
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GP mirror ムーンビーム 価格/1万4700円(クール・プラス仕様 1万5750円) 問/GP mirror |
前回の記事でも取り上げた純正交換タイプの「自動防眩ミラー」ですが、その交換作業の難易度や使用した印象はどうなのかといった部分をより具体的にレポートすべく、今回は実際に自動防眩ミラーをクルマに装着して、その取り付け方法から使用インプレッションまでを紹介したいと思います。
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取り付け方法を解説した詳細な取扱説明書も添付されるので安心だ |
使用するのは、自動防眩ミラー専門の通販ショップ
GP Mirror の取り扱いアイテムの中でも最もベーシックな製品『ムーンビーム』です。装着した車両は、現在ミラーの取り付け方法としては、最も一般的なウェッジマウント方式を採用するトヨタ・ヴィッツです。早速、交換方法から紹介します。
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台座のカバーは単にツメで固定されているだけなので、ちょっと力を入れれば外れる |
まずは、フロントガラスに装着されたノーマルミラーを取り外します。ウェッジマウント方式では、一見すると何もボルトなどが見えないため、どのようにミラーが固定されているのか分かりにくいですが、実は取り外すのに特殊な工具は必要ありません。まずはガラス面に固定されている台座部分を覆っているカバーを、樹脂製の内装はがしなどを使ってはずします。
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ミラーの台座をガラスに接着されたボタンからスライドさせて外す |
台座のカバーを外すと、ウェッジマウント用のボタンにミラーの台座がはまっている様子が見えてきます。ガラスに接着されたボタンから、ミラーを取り外すにはミラーを固定しているロックを引きながら、ミラーをルーフの方に向かってスライドさせるだけと至って簡単です。ここでも特別な工具は必要ありません。仕組みが分かれば、ノーマルミラーの脱着はものの1~2分でできてしまうかもしれません。
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ミラーを装着後、専用の配線カバーを取り付ければ、自然な仕上がりになる |
次にムーンビームのミラーを、逆の手順でガラスに貼られたボタンに取り付けます。配線のカプラーは事前にミラー側に装着してから作業した方が、後々の作業性もいいようです。ムーンビームでは、車両側のマウントボタンにボルトを使って固定する方式となります。後はミラーからルーフまでの間の配線を隠すためのカバーを、長さを合わせてカットして取り付けます。
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今回はAピラーの根元近くにあった電動ミラースイッチ裏の配線から電源を取った |
最後に配線の取り回しと、電源の確保です。配線はルーフおよびAピラーの内張りの中を通して、電源部分まで取り回すとスマートに仕上げることができます。このあたりは、車種によっても作業方法が異なりますが、特にAピラーにエアバッグを内蔵しているモデルでは、取扱いに注意が必要です。電源はアクセサリー電源もしくはイグニッションONで通電される配線からプラス電源を、しっかりとアースが落とせる部分にマイナス線を接続すればOKです。
以上のようにウェッジマウント方式車に自動防眩ミラーを取り付ける作業は、それほど専門的な知識や特殊な工具がなくとも対応できる内容でした。カーオーディオを交換できるレベルの技術があれば、DIYでも十分に可能な作業では? と感じました。唯一、Aピラーの脱着方法だけは、ディーラーなどで確認した方がいいかもしれません。
こちらのページにも装着に関する説明や車種ごとのマッチングリストがありますので、参考にしてみてください。
次ページでは、実際の使用レポートを紹介します