街で映えるホンダ「クロスロード」(2ページ目)

大きな荷物は積めない？

セカンドシートの背もたれを前に倒した状態が最大積載スペースとなる。撥水シート、シート裏にボード付く「ユーティリティパッケージ」はメーカーオプション

SUVではあるが短めの全長、３列シートのため積載性はそれほど高くない。荷室高、荷室長は控えめで３列目を畳んで、２列目を倒しても長尺モノの積載はスノーボード程度だろう。MTBであれば前輪を外さないと積めないので荷室重視派はモビリオ・スパイクのほうがいいかも知れない。しかし「大人４人＋バッグ数個」で十分ならば、小回りも利き、大きすぎないSUVが魅力に映る人も多いはずだし、私もそう。年に数度のスノーボードといったアウトドア頻度なら十分だろう。

３列目は身長170cmまで

注目の３列目は思ったよりきちんと深く腰を掛けられるものの、身長170cmだと頭上には手のひら程度しか残らない。175cm以上ある人は頭上注意、背中を丸めて乗らなくてはならないだろう。逆に170cm以下の非常用と考えれば見た目ほど窮屈ではなく、補助席の割にクッションも効いている。２列目は足もとも、頭上も余裕があり、１列目下に足を入れることができるので膝を延ばすことが可能だ。床に凹凸がないので、足の置き具合も良好。乗降性もSUVとしては低めのフロア高なので良好といえる。後席ドアが小さく、あまり大きく開かないSUVが多い中にあって、その欠点を払拭する約80°の開度は立派。

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