プリウス/プリウスの最新情報・試乗レビュー

大人気の新型プリウス!あえての弱点はココ

新型プリウスが売れている。すでにバックオーダーは4ヶ月分程度になっており、加えてディーラーを訪れる人の数も減らないという。その新型プリウスの弱点など、プリウス情報をお届けします。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド


新型プリウスが売れている。すでにバックオーダーは4ヶ月分程度になっており、加えてディーラーを訪れる人の数も減らないという。そればかりか、都市部では9月下旬になって試乗用のプリウスを用意し始めたりするなど(お客の数が多すぎて展示だけで手一杯だったということ)、これから本格的な受注活動に入るというディーラーさえあるほど。しかもプリウスを試乗した人の印象は抜群に良い。私のHPの投稿欄でも、他のメーカーの支持者だった人がプリウスを買ったというケースや、試乗したら予想外に良いクルマだったので購入してしまった、という書き込みが多い。いずれにしろ当のトヨタさえ驚く順調なスタートになった。

その新型プリウスについて、いくつか情報をお届けしよう。まず弱点。最大のモノがリアシートの天井高である。新型プリウスのルーフラインは、空気抵抗を低くするためリアシートのあたりからリアに向かって下がり始める形状(運転席と助手席の上方は盛り上がっている)を採用。下げれば下げるほど空気抵抗少なくなるのだ。かといって下げすぎればリアシートの天井が低くなってしまう。その妥協点を探った結果、今のサイズになったワケ。私は身長183?あるけれど、何とか頭はルーフに当たらない。ただ座高次第じゃ当たることもあろう。このあたり、どうしても大きな人を乗せたいというなら厳しい。ぜひ試して欲しい。

もう一つが前方の見切り。ボディ形状の関係で、小柄なドライバーだと左前方のボディ端は見えない。ビギナーだとブツけるケースも出てきそう。心配ならいわゆる「ヘタクソ棒」(バンパー部に取り付ける棒)を付ければよかろう。使いたいときに出す伸縮式なら、恥ずかしくないと思う。

三つ目に価格。VSCやクルーズコントロール標準の上級グレードは241万円(215万円というグレードも基本的にフル装備)。「自動バック装置」が漏れなく付くナビ23万円も欲しくなるから、264万円なり。諸費用含めばちょうど300万円。この価格、決して安くない。ただ購入する人の多くは「VWゴルフなどと比べれば圧倒的に割安感ある。むしろ安いと思いますよ」。お金持ちユーザーが多いのも新型プリウスの特徴。

車両本体からの値引きはゼロ。ただ用品値引きを5万円上限でしてくれるというディーラーが多いようだ。ちなみにフロアマットとETCをオーダーすると、5万1千円。また、条件さえ合えば(下取り車があるとか、仕事や通勤に使うなど)24万円の補助金を使える。事実上の値引きみたいなものか? 

興味深いのはディーラー。これまでトヨタ店だけの扱いだったけれど、トヨペット店でも買えるようになった。私は今まで2台買っていた近所のトヨタ店の対応に絶望したためトヨペット店に変えたが、確かに全然違う。購入する時は両方訪れ、セールスマンの対応を見て決めるべき。値引き同じなら、少しでも気持ちよい方で買いたいもの。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます