スペイン/スペインの通貨・物価・予算・両替

スペインの物価

旅行前には現地の物価は気になるもの。それによって、どれくらい現金で持っていくかを決めなければなりません。ここでは、目安になるよう食事やホテルなどの価格を紹介します。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

スペインは安い? 気になる物価を検証

高級レストランでの食事は、日本より弱冠安い

高級レストランでの食事は、日本より弱冠安い

スペインの物価は、北ヨーロッパと比べると比較的安いと言われています。でも2001年にユーロが導入されてから物価は上がっているので、ユーロ導入以前のスペインの物価をご存知の方は、「え? もっと安い国だと思ってた……」とびっくりするかもしれません。また、スペインは地方によって物価がかなり異なります。基本的には、南へ行くほど安くなると言えます。例えば、バルセロナのバルでビールを頼めばビールが普通に出てくるだけですが、マドリードやグラナダなどではタパスのおまけ付きと太っ腹。

スペインでの両替はいつ、どこで?

ATMは街の至る所にあって便利

ATMは街の至る所にあって便利

スペインで使われる通貨のユーロは、スペイン語でエウロと発音されます。1ユーロ以下はセンティモ。紙幣は、5、10、20、50、100、200、500ユーロの7種類で、硬貨は1、2、5、10、20、50センティモと1、2ユーロ。2、3センティモくらいは、買い物の際に切り上げたり切り捨てられるのが普通です。100ユーロ以上の高級レストランやブランドショップ以外のお店で使いにくいので、小額の紙幣に両替しましょう。

両替は、ホテルだとレートが悪いので、銀行がおすすめ。街の中心には両替商もあります。レートは銀行や両替商により、手数料をレートに入れているところと、そうでないところで変わってきます。とはいえ両替商の方がレートが良くないことが多いでしょう。ただ銀行は大抵平日のみ8時半~14時まで。毎日深夜までオープンしている両替商は便利です。

また、一番便利なのが銀行のATM機。いつでもどこでもお金が引き出せるし、手数料も少ないようです。ただ、カードが出てこないなど何かトラブルがあった場合困るので、できるだけ銀行が開いている時間に行うほうがいいでしょう。

スペインに到着してから空港の銀行の出張所で両替をしようと思っている場合は、到着曜日と時間に注意。スペインでは土曜午後と日曜がお休みのところが多いのです。空港と言えど、営業時間に例外はありません。バルセロナの空港は2つありますが、ターミナル1の場合営業時間は、7~22時、ターミナル2の場合7~20時半です。バルセロナの場合、ラ・カイシャという銀行の出張所なので、市内の同銀行と両替のレートは変わりませんが、夜遅く到着する場合は閉まっているし、窓口は大半がタックスフリー専用で、両替用の窓口は閉鎖されていることも……。100ユーロ分くらいは日本で両替して持っておいたほうが安心でしょう。

スペイン旅行の予算

エアーチケット以外に果たしてどれくらいかかるのかは個人次第

エアーチケット以外に果たしてどれくらいかかるのかは個人次第

スペイン旅行に一体どれくらいの予算が必要なのかは、各自の旅行のスタイルによると思います。どの街に滞在するのか、国内を移動するのかなども大いに関係するでしょう。そこで、別のページで宿泊費、食費などカテゴリー別に予算の目安を述べていきます。物価が高いバルセロナの様々な価格も集めたので、訪れる街が北部のビルバオやサン・セバスティアンなら同様か若干高め、マドリードなら若干安めというように比較してみてください。

スペインでお買い得なもの

日本で購入する場合と比べて、スペインで安く手に入るものは、スペイン人が日常的によく使うものです。例えば、上質のオリーブオイル、オリーブの実などはどこでも販売されていて安価。逆に、日本のドラッグストアというものがないので、コンタクトレンズの洗浄液やちょっとした化粧品などは、高くつきます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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